島田 洋七『佐賀のがばいばあちゃん』(徳間文庫、2004年)を読みました。

だいぶ前のベストセラーを今更ながら読んでみました。戦後すぐ広島で生まれた著者が原爆投下後に佐賀のおばあちゃんのもとで瓶像生活をした時の教訓話集。ある意味究極のポジティブ思考とも言えますが私の親世代が経験した貧困は今では違う貧困に置き帰られているような気がします。わずか半世紀ほど前の出来事とはにわかには信じられないですね。私が物心ついた頃に漫才ブームが起きB&Bやツービートが活躍し始めた頃でした。時は流れる。昭和は遠くになりにけり。

本書より…

本当の優しさとは、他人に気づかれずにやること。それは、ばあちゃんの信条でもあるらしく、その後も、俺は何度となくその言葉をばあちゃんから聞いた。

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