千葉 望『世界から感謝の手紙が届く会社―中村ブレイスの挑戦』(新潮文庫、2010年)を読みました。
島根の石見銀山があった大森町で義肢などを開発する中村ブレイスのルポ。中村さんの自伝と同じような内容ですが第三者視点で本人が言いにくいようなエピソードも盛り込まれており楽しめます。
本書より…
・・・私がアメリカに行っていたのは二年五カ月で、別に大した長さではないと思われるかもしれませんが、一日一日がとても貴重な時間でした。それこそ命がけで勉強しとったと思います。
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そんなアメリカ生活を支えてくださったのがイシバシさんです。
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とてもきびしいけれど、いざというときには手を差し伸べてくれる--かつて日本人が持っていたもっとも優れた資質を、今も持ち続けている方です。
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