がんをめぐる冒険(39)抗がん剤点滴って…劇薬(;'∀')

 抗がん剤点滴が終わると特に変わったことはなく「ちょっとだるいかな」くらい。
手術の後の吐き気ほどのつらさはありませんでした。あとは点滴で水分がたくさん体内に入ったので、トイレの回数が増えます。
そこで諸注意、点滴後2日間は尿が飛び散らないよう便座に座り、便座のふたを閉めて2回流すこと。って劇薬やん……。
 尿にさらされる皮膚だってトイレに行くたびに劇薬に触れる、というか、表皮のほうがダメージ大きそう。トイレに行くと、徐々にコントロールが悪いというか、きちんと排尿できない。トイレットペーパーで拭く部分も多くなる。食べ物は食べられなくはないけど、食べることで吐き気を催すのも怖いし、いまだ術後で腸の癒着を起こさないよう、便通のためにも量はセーブしました。

 それより心配なのは、手先のしびれ。テーピングで守れたのかどうか、今のところは問題なさそうだけど……。それから免疫力が下がるので、人込みに行かないようにという注意もありましたが、目に見えないことばかりで実感は薄いです。
 病院はサクッと退院し、家で寝ながらテレビを見たり、野菜を細かく切った雑炊を食べたり、粛々と過ごしていたのだけれど、全てが機能停止。体はだるいし、胃も消化している様子が感じられない。眠りも浅くて、数時間に1回起きてしまう。

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