がんをめぐる冒険(9)病院は「あさイチ」予約が手術への近道

 初診から1週間後、再診では朝9時を予約。
朝8時には受付を済ませ、パソコンを開いてその日の原稿の準備をしながら待ちます。
診察すると、MRIをとりに行くように言われました。
MRIの予約は院内だと3週間先、外部に行けば早めに検査できるとのことで、私は「外部でお願いします!」と即答。
データが揃わない限り、先生も戦略をたてられませんから、そこはディズニーランドのファストパスだと割り切り、課金してでも早く結果を揃えることを優先しました。

 アシスタントの先生に予約をとってもらうと、東京駅の検査専門クリニックでその日の午後1時半の空きがあるというので直行し、戻って再受診となりました。
あさイチで空腹の受診したので、そのまま検査も問題ないので、11時にはクリニックに到着し、
「ここで待ちます! もしも空きがあったら声をかけてください」
と待合室でノートパソコンを開いて仕事。
すると、1時間以上早くに声がかかり、検査を終えることができました。
検査予約は余裕を持たせているので間が空いたり、当日キャンセルもあるだろうと読んでいたのが当たりました。 

 MRIの画像データを持って、K大学病院に戻り、もう一度診察。
PETで光っていた左卵管、卵巣以外は怪しいところはなく、脳などの転移もなさそうで、
検査手術前提で、胃カメラと大腸検査、他科受診へとコマを進めました。
これが午後診察なら、診察で1日、MRI検査が数週間先、さらに再度診察でイベントが3回に分けられ、これだけで数週間案件になってしまいます。

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