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見えない存在と、相場師

見えないものを扱い、ギャンブルや相場を扱えるのかという質問を多々受けます。

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444代目さまとも名勝負を繰り広げましたが、実際に相場に活用された事例もあるのでご紹介します。

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高島嘉右衛門さまが有名です。

ある日、家の釜が鳴り出したため、何事かと思い、易によって、それが何かを確認したのです。

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すると、火を意味する結果が出ました。
高島さまは、材木を買い占めたのです。


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数日後、その火の結果が示していたものは、安政大地震でした。江戸が火に包まれ、材木価格は一気に高騰します。
まさに、巨万の富を占術で手に入れた事例です。



では、なぜそれができたのか。
ひとつは、占った際の無欲さにあります。

何が値上がりするか知りたくてと占ったわけではありません。釜が鳴る怪現象は何か知るために占っています。そこには富を得ようとする欲がありませんでした。

また、高島さまは、易を学んだ際も欲が無かったのです。
彼は外国人に対し、小判の密売で牢屋に入れられていました。

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牢屋の中ではやることがありませんでした。自由がありません。
なんと、牢屋の中に易経の本があったため、ひたすら読み続けました。つまり占いで利益をあげようという感覚無く学んだのです。

その後も事業での大事な判断も易で行っていましたが、成功をおさめました。
成功したお金を横浜の発展に役立てたのです。

鉄道建設やガス灯など、近代化に大きく貢献しました。今でもみなとみらいの近くに高島町という地名が残っていることからその貢献が理解できます。

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自分の利益だけで無く、街、そして国家のことも考えていました。当然ながらその集合意識にもアクセスしていたと言えるでしょう。

無欲な状況で、占いを極め占ったことで成功し、その後も街や国の発展に貢献するべく、集合意識を味方につけたからこそ、その成功は続いたと言えるでしょう。


高島さまは優れた占い師でしたが、見えない力も生かして大きな功績を残しました。占術も背景になった哲学や、理論から教えていますし、興味のある方は一緒に学びましょう。


これからも良い記事を書いていきます。