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ガソリン補助について思うこと

こんにちは!てるかファームのkazuです!

今日は経済についてお話しです。

皆さんはガソリン補助について聞いたことがありますか?

おそらくニュースやテレビで聞いたことがあると思います。

ところで、皆さんはガソリン代の補助金について賛成派でしょうか?

おそらく賛成派が多数だと思いますし、私も賛成と言いたいところです。

しかし、長期的な目線で考えると私は反対派の意見も持っています。


なぜなら、日本経済にとって悪影響だからです。


たぶんこれを読んでる方は「???」となっていると思うので、背景から説明しましょう。


日本は、2024年7月現在、円安と物価高に苦しんでいます。

物価高は通常経済が過熱しているときに起こります。

なので、ふつうは金利を引き上げて、経済の熱を冷ますのが定石です。

日銀が利上げすれば、日米の金利差は縮まり円高に動くのですが、日銀は動けません。

なぜなら、利上げすると、多すぎる借金の利払いに国の財政が苦しめられるからです。

なので、利上げできずに円安になります。

普通ならば金融引き締めをしなければいけない局面なのです。


ここでガソリン代の補助金の話に戻りますが、補助金をばら撒くというのは、金融緩和にあたります。

コロナの時がそうだったように、経済が低迷すると流通するお金の量を増やして経済を活性化させようとします。

ここに日本の政策の矛盾があります。

物価高と円安を止めるには、金融引き締めをしなくてはならないのに、ガソリン代の補助金でお金をばら撒く。

もちろん、ガソリンの補助金を出さないと、現実問題として人々の生活が苦しいので、間違っているとは思いません。

しかし、インフレしているのに、お金をばらまいて金融緩和をしてしまうと、ハイパーインフレになります。

日本はハイパーインフレになるかといわれるとそうではないと思いますが、それなりのインフレが起きる可能性があります。

そうなると何が起きるかというと、資産を持っている人は株や不動産を持っているので、物価高とともに資産も増えていきますが、

そういった資産をもっていない人たちは一層貧乏になります。

つまり、格差がとんでもなく広がるのです。

ガソリンの補助金は確かに現在の庶民を救います。

しかし、同時にインフレにより将来の貧乏人も増やす可能性があります。

現在の困っている人を助けるか、将来のより多くの困っている人たちを助けるのかという問題です。

まるでトロッコの問題のようですね。

それだけ、今の日本は厳しい問題に直面しているのだと思います。

将来の日本が明るくなることを祈るばかりです。


最後まで読んでいただきありがとうございました♪
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