野川の紅枝垂れ桜3
2024年4月14日(日)、小金井市内の野川の紅枝垂れ桜が見頃なのではないかと思い、人出がそれほどでもない午前中の訪れることにした。
レンズは何を持っていこうかと考えたが、後輩afクンにお借りしている50mm2本を持参することにした。
EOS Rに沈胴Summicron 50mm F2.0を装着し、SIGMA fp用にSummar 5cm F2を持参した。以下ズミクロンはEOS R、エルマリートとズマールはSIGMA fpでの撮影だ。
このズミクロンは、昨年末にSIGMA fpで撮影した時に、無限遠にピントが合わないという現象が認められていた。F8での撮影でも無限遠にピントが合わず、どうしようかと思ったが、まあ絞って撮影しているので被写界深度も深いし大丈夫だろうと思っていた。今回はEOS RのEVFでその辺も確認しようと思っていたのだが、やはり合わない。ところがなぜがF4にすると無限遠にピントが合うのだ。絞り値により焦点位置が変わるレンズがあるという話を聞くが、このレンズもそうなのか…。絞りを開けた方が無限遠に合うなんて、焦点移動がそんなにあるものなのか…。よくわからない。
F4で取ると周辺がかなり流れているのがわかる。
こういう撮影であれば無限遠もへったくれもないのでいい。
このエルマリートは最後の球面レンズモデルだが、絞っているし周辺までイカリっと写っている。
昨年の写真に比較して花の付きが少ないのは、まだ時期的に少し早いのか、あるいは花の付きが悪いのか…、例年であれば毎週の方に開花状況を確認しに来るのでわかるのだが、今回は全く分からない…。
来週見頃なのかもしれない…。
借りぐらしのアリエッティに登場する天神橋で、fpのレンズをエルマリートからズマールに交換…。
それにしてもEOSとfpはレンズ以前に全く写りが異なる。メーカーやセンサーも違えば設定も異なるので当たり前と言えば当たり前なのだが、毎回それを越えた違いを感じる…。一緒に使うのは考えものかも…。
不思議なことにズマールの方がシャープに写る気がする。ボケ玉として有名なはずだが…。ズミクロンの方はなぜかF11まで絞ると無限遠が出ているように見える。そもそもアダプターを介しているし、ライカで使っているわけではないから、何も言えないのだけど…。
カメラの違いは別として、ズマールの方は少しグルグル感があるかな…。
いずれにせよ、毎回この手の撮影をして思うのだが、比較しなければわかららないので、次回はカメラ1台だけで行こうと思うのである。
カメラ / レンズ:EOS R / Summicron 50mm F2.0 Collapsible, SIGMA fp / Summar 5cm F2, ELMARIT-M 28mm F2.8 4th