見出し画像

プリン日記1(手紙舎つつじヶ丘本店)

Facebookの「三鷹が大好き」というグループに先週投稿されていた、手紙舎というお店のプリンアラモードが気になっていた。プリン好きとしては、食べに行かねばならぬと思い、ネットで調べてみた。店は団地内の商店街にあるというので、どこの団地なのだろうと調べてみると、三鷹市ではなく調布市の神代団地の商店街にある「手紙舎つつじヶ丘本店」の写真であった。

神代団地は、以前クロスバイクによく乗っていた頃、野川沿いを下流方向に走っていくと通る団地だ。団地の中を野川が流れていて、通る度に雰囲気のいい団地だなぁと思っていた。自分が28歳まで住んでいた町田山崎団地は丘陵地に建てられていて坂だらけなのだが、神代団地は平坦で団地の中を川が流れていることから独特の雰囲気を感じる。

神代団地は、ウルトラマンの第27話「怪獣殿下 後篇」の冒頭で少し登場しているらしい。放映日を調べてみると1967年(昭和42年)1月15日なので、自分の生まれた年だが、放映は生まれる前だ。

神代団地は雰囲気が好きなので、昨年ライカを持って写真を撮りに行ったこともあった。

画像1

↑ 2020/5/10 Leica M3, Carl Zeiss Jena Sonnar 1:1,5 f=5cm T, ILFORD PAN F

雰囲気が好きな場所なので、久しぶりに神代団地も見るつもりで、自転車で手紙舎に行ってみることにした。ネット情報によるとお店はかなりの人気のようで、平日の昼間でも並ぶという。こんな天気のいい休日に行ったら混んでるだろうと思ったが、カメラを持って出発した。

野川沿いの道に入って川を下っていく。川べりはずーっと菜の花が絨毯のように咲いている。

画像2

陽射しは強いが空気は少し涼しい感じで、気持ちよく走れる。自宅から神代団地までは直線では5kmくらいだが、今日のコースは片道7kmくらいだ。調布市は三鷹市の隣だが、神代団地は狛江市との境界辺りに位置しており少し距離があるので、のんびり走っていったら35分くらいかかった。

神代団地に到着し、商店街に入っていく。やはりこういった団地の商店街はどこもシャッターが閉じているのか…。自分が住んでいた山崎団地も同様だった。

画像3

しかし公園が近くにあるせいか親子連れが多い。目的の手紙舎周辺は少し人が多く集まっていた。

画像4

この写真の一番右の店舗が手紙舎で、その左側が山本牛乳店という店であった。この牛乳店はソフトクリームが人気のようだ。

手紙舎の店舗の前にはテラス席があり空席もあったので、入り口に行き、店員のきれいなお姉さんに、「プリンアラモードはありますか」と聞いてみると、「プリンアラモードは店内のみの提供です」ということだった。店内は満席だ。でも自分の前に待っている客は1組だけだったので、名前を記入して待つことにした。

画像5

店の前で待っていると、テイクアウトの人や隣の山本牛乳店のソフトクリームを持った人が通り過ぎていく。このソフトクリームもいつか食べなければならぬと思いながら30分ほど待っていると順番が巡ってきた。

店に入って席に着席し、プリンアラモードとBLUE FOX BLENDという自家焙煎のコーヒーを注文する。プリンアラモードは季節ごとに内容が変わるらしく、今は春のプリンアラモード「桜あんホイップのせプリンアラモード」とメニューに書いてある。

画像6

店内は向かい合わせの二人席が4つしかない。一つは小さい子を連れた夫婦、自分の左側は夫婦、右側は聞こえてくる会話から女子大生2人であった。自分の後にはお客さんは次々と来店し、10人待ちくらいになっている。自分が来店したタイミングは絶妙だったようだ。

画像7

店内には本棚があり、待っている時間に取って読めるようになっているが、読んでいる客はいなかった。店の外で待っている人もほぼ若い女性二人組とかで、50歳を過ぎたおじさんが一人でプリンを食べに来ているのは、周りから見て変だろうな…、と思ったが、最近はそういうこともあまり気にならなくなってきた。

20分ほど待ってようやくコーヒーが出てきて、程なくしてプリンアラモードが登場した。

画像8

美味しそうだ…。ネットの写真で見た印象よりは小ぶりだと思ったが、ちょうどいい大きさだ。桜あんのホイップが春を醸し出している。プリン自体のかたさは、ややかためという感じで好みのかたさ、味も甘過ぎず、かといって甘さ控えめという感じでもなく、これぞプリンという感じがした。抹茶アイスクリームとカラメルを絡めて食べると美味しく、フルーツが口の中を爽やかにしてくれる。

画像9

表現するのは難しいが、とにかく幸せいっぱいになった。プリンは偉大だ。

待っている人が結構いるようなので、食べたらすぐに会計をして店を出る。会計をしてくれたお姉さんも美人だ。手紙舎には支店がいくつかあるようだが、お姉さんによるとプリンアラモードはここだけらしい。季節でプリンアラモードのメニューが変わるごとに来る必要がありそうだ。

野川に戻るとこの辺も菜の花でいっぱいだ。

画像10

団地内も春爛漫という感じだ。

画像11

プリンで摂取したカロリーが帰路で消費できる訳ではないが、気分良く上流に向けて走り出す。

自分はプリンもゼリーも大好きなのだが、子供の頃は圧倒的にゼリーが好きであった。しかし大人になるとプリンの方が好きになった。自分はプリン好きといっても、客観的には筋金入りのプリン好きとは言えないし、中途半端なプリン好きという感じであろう。

でもこういう本を買って、プリン巡りをするのもいいかなと思い始めた。

画像12

帰り道の風景…。プリンのおかげで充実した一日であった…。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?