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鼎談…?

2022年4月16日(土)、TwitterやNOTEでフォローしているkeikoさんの写真展が東京であるということだったので行こうと思っていたところ、その3日前に後輩Af君からギャラリーバウハウスでやっている田中長徳写真展は観ましたかという連絡がFBメッセンジャーで来た。まだ観ていないという返信をしたところ、行きつけの四谷三丁目のイタリアンがてらにどうですかと言う。であれば合わせて土曜日に行こうかという話になった。

まずは茅場町に集合し、会場であるJapan Creative Arts Galleryに向かった。

会場にはTwitterやNoteでしか見たことのなかったkeikoさんがいた。自分は1年以上前に少しやり取りをしたことがあったくらいなので、向こうはまず自分のことを認識していないだろうと思ったが、名前を言ったらすぐにわかってくれたようだ。「なんか病気をしていましたよね…」と…。入院日記を毎日書いていた効果かも知れない…。

ライカの話や、展示されている写真のフィルムや撮影条件などのことなどを教えていただき、写真展の盛況を祈念して会場を後にした。

Japan Creative Arts Gallery

茅場町から日比谷線で六本木に向かい、富士フィルムスクエアで開催されているエリオット・アーウィットの写真展を観る。

地下道にあった写真展の広告

写真展はこじんまりとしていたのですぐに観終わってしまった。有名な人なのでよく見る写真もあった。経歴を見て存命であることを知った。また、アメリカ人であることは知っていたが、ロシア系であることは初めて知った。

お茶の水に向かう前に、ミッドタウンで恒例の「持ち寄ったカメラの撮影」を行った。何か撮影できたらと思い、エルマー50mmF2.8付きライカM3に久しぶりにフィルムを入れて、眼鏡付きズマロン35mmF2.8と共に持参した。

Af君もM3を持参…。

地下鉄でお茶の水に向かう。

gallery bauhaus

ギャラリーに着くと、入口の人が「今日は田中長徳さんが在廊されています」と言った。

1階に展示されている写真を見てから階段を下りて地下に行くと、長徳さんとお客さんが話をしていた。地下に展示されている写真を一通り見終わると、先客がお帰りになったようで、長徳さんが声をかけてくれた。
後輩Af君と長徳さんで展示されている写真を前に話が盛り上がったところで、椅子に座って話をしようということになった。鼎談?だ…。

ここで長徳さんはAf君が自分のFB友達であることに気付き、さらに話が盛り上がってきて、自分はほぼ黙って話を聞いていた。

しばらくして長徳さんは自分に話を仕向けてくれた。自分はFB友達ではないことを話すと、じゃあ友達申請して下さい、と言われる。ありがたい話だ。2015年に写真展に伺い、約2時間もお話をさせていただいたことをお伝えする。そして一つの質問をした。写真家・古屋誠一さんのことだ。

数年前に読んだ「メモワール 写真家・古屋誠一との二〇年」という写真家の小林紀晴さんが書いた本で衝撃を受けた。自殺した妻・クリスティーネの写真を発表し続けているのだ。

そして1冊だが、写真集も購入した。

写真に記載されている内容は、何ともせつないものであり、忘れられない内容であった。

以前観た長徳さんの写真集の後ろの方に、若い時の長徳さんの写真が掲載されていて、そこに「撮影 古屋誠一」と書かれていたことを覚えていたので、質問したのだった。

そこから長徳さんは欧州での古屋誠一さんとのエピソードをいろいろと話してくれた。その内容は、おそらく書籍とかには記載されていない内容で、非常に貴重なものであった。ここも書きたいと思うが書けない。とてもぜいたくな時間であった。

その後も欧州での話、ベトナムでの話、沢木耕太郎さんの話など尽きることなく、あっという間に1時間半が経過したのだった。

バウハウスを辞した後は、行きつけの四谷三丁目のイタリアンへ…。

後輩Af君と、カメラ、写真だけではなく、社会情勢などについても話をする。

オステリア・クワトロヴァッリ~OSTERIA Quattro Valli

結局、せっかくフィルムを入れて持参したライカM3では、1枚も写真を撮らない始末…。長徳さんの話の中で出てきた写真集「ウィーン・ニューヨーク・新潟」を観たいと思っている…。

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