東京建築祭
2024年5月25日(土)、家人と東京建築祭に行ってきた。気候のよい季節なので、どこかへ行こうという話になったのだが、ちょうど数日前の新聞に記事が掲載されていて、行ってみようという話になった。
と言っても、エリアが日本橋・京橋、銀座・築地、大手町・丸の内、有楽町、その他の4つに分かれていて、全部を回れる訳ではないので、どこに行こうか考えた結果、築地を中心に回ることにした。カトリック築地教会を見たかったからだ~
最寄りの駅は有楽町線の新富町駅であるが、有楽町から1.5km程度ということもあり、家人の提案で徒歩で行くことになった。
途中、シトロエンの2CVが駐車していた。家人が年甲斐もなく「カワイイ~」と騒いでいる。これ、なんて車と聞かれたので、シトロエンの2CVという車だよ、と答える。
自分にとって2CVは縁のない車であったが、大好きな映画「男と女」の53年後を描いた「男と女 人生最良の日々」で、ジャン=ルイ・トランティニャンとアヌーク・エーメが2CVでドライブするシーンがあり、思い出さずにはいられなかった。
帰宅して確認してみると、駐車していた2CVと映画に出ていた2CVは、同じ色のようだ。オープン仕様だし、オーナーはもしかしたら男と女のファンなのかもしれない、などと想像が膨らむ…。
新富町に近づくと、中央区役所が見えてきた。ここにあったのか…。なかなかいい建物のように見える。東京建築祭に取り上げられてもいいのではないか…。
隣のマンションがオシャレだ。好みのデザインである。いったいいくらするのだろう…。まあこんなところに住むことはできないけど…。
新富町の駅を過ぎて、カトリック築地教会に到着。ここはほぼ聖路加国際病院の隣である。
自分は2009年~2012年くらいにかけて、仕事でよく聖路加国際病院に来ていた。何度も来ているのに、ここにカトリック築地教会という建物があるということを全く知らなかった。
到着したのは11:00少し前だったのだが、11:00から建物の説明とオルガンの演奏があるとのことで、聖堂の中はかなりの混雑であった。
11:00が近くなるにつれ、聖堂の中は大混雑となり、人が通行できないほどになった。教会側が想定した以上に人が集まっているらしい…。
オルガンの演奏が終わり、聖堂の外に出ると聖堂に入るための人々が長蛇の列を形成していた。
聖路加タワーとのコントラストがイイ…。
この鐘は1876年(明治九年)鋳造らしい。
次の目的地、築地本願寺に向かう…。
初めて築地本願寺を訪れたのは2023年3月で、今回で2度目。
ここは建物が大きいので、混んでいるとはいえ、大混雑という感じではない。
このステンドグラスは、前回は外側から撮影していた。
今回は内側から…。やはりステンドグラスは透過光が美しい…。
普段は非公開の貴賓室が見れるとのことであったが、100mくらいの行列なので、諦めた。根性なしである。
築地で昼食を摂って、再び新富町に戻り、次の目的地である井筒屋に向かう…。
大正時代に建てられた木造の元和菓子店である。これも特別公開なので、やはり100mくらいの行列…。公開時間が限られているので、行列の最後端に到着したらすでに入場はできないと言われてしまった。
写真を撮影して次の目的地である旧宮脇ビルに向かう…。
ところがこちらも数十メートルの行列。でも少しずつ進んでいるようなので並ぶ…。
「銀座歴史資料 -品格ある銀座- 流儀と矜持その誕生を紐解く絵葉書展」というのがやっていたのだが、展示ゾーンが階段を上がって行き止まり、という狭さ…。これを見るために30分以上並んでいたのかという感じ…。誰も文句を言っている人はいないが…。(当たり前か…)
ここから他のエリアの建物を見に行く元気もないので、銀座の伊東屋に行く。
4年前に買ったカランダッシュのエクリドールというボールペンが不調で、ノックしてもペン先がすぐに引っ込んでしまう…。伊東屋で購入したので、保証書と共に持参してきたのた。
診てもらうと、ノックする部分のパーツの調整が必要で、それで直らないようであればパーツ交換になるという。このペンは自分が持っている筆記用具の中では最も高価なもので、材質はスターリングシルバーである。パーツもスターリングシルバーなので、交換になった場合1万円程かかると言われた。たかがノックするパーツだけで1万円…、高い筆記具を購入するのも考えものである。
さらに目を付けていたシャープペンシルの試し書きをして店を出た…。
伊東屋から東京駅まで歩いて帰ることにした。
京橋にある東京スクエアガーデンに紫陽花が咲いていた。
東京スクエアガーデンには、亀田京橋クリニックという鴨川の亀田総合病院系列のクリニックがある。ここがオープンした頃に仕事でよく来ていて懐かしい気分になったが、考えてみるとそれも12年くらい前の話で、新しいビルではあるがもう10年以上経つのかと妙に感慨深い…。
さらに東京駅に向かって歩いていくと、通りかかった京橋千疋屋にプリンがあることを発見、プリ活することにした。
たくさん歩いて、プリンをいただいて、楽しい1日であった…。
カメラ / レンズ:EOS R / Voigtländer COLOR-SKOPAR 20mm F3.5 SL II N ASPHERICAL, SIGMA fp / SUMMARIT-M f2.4/50mm, ELMARIT-M 28mm F2.8 4th