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銀座イルミネーション

2020年12月5日(土)、後輩Af氏と今年最後のミーティングを行った。東京ミッドタウンのFUJIFILM SQUAREで開催されている 企画写真展「ハッブル宇宙望遠鏡 宇宙の神秘を紐解く30年」を見てから銀座に移動して、イルミネーションを撮影してから、行きつけのスペインバルに行くというスケジュール。イルミネーション撮影用に新旧ズミルックス50mmF1.4を持参してくれるという。

まずは汐留の旧新橋停車場にイルミネーションがあるというので行ってみた。ここは蒸気機関車や新幹線の形をしたイルミネーションがあるのだが、15分ごとにしか光らないため、レンズを交換して比較撮影するのは時間がかかって困難であった。まずは自分で持参したキヤノンの50mmで撮影。カメラはEOS R。

↑ New FD50mm F1.4

↑ New FD50mm F1.4

イルミネーションを撮影しようという意気込みで写真を撮影するのはほぼ初めてだが、思っていたより難しい。人が見て「いい」と思う写真を撮るのは相当難しいと感じる。持ってきてくれた2本のズミルックスには、クロスフィルターが装着されていた。そのまま撮影する。

↑ ズミルックス 50mm F1.4 2nd

↑ ズミルックス 50mm F1.4 2nd

↑ ズミルックス 50mm F1.4 2nd

ポルシェのショールームがあったので撮ってみる。カッコいい。新ズミルックスに交換する。

↑ ズミルックス M50mm F1.4 ASPH.

↑ ズミルックス M50mm F1.4 ASPH.

なんかイルミネーションらしいイルミネーションが撮影できていない。バルの予約時間になったので撮影はやめて店に向かう。

今回は借りていた3本の40mmレンズを返却して、キヤノンのCanon 50mm F1.2を貸してもらった。Lマウントの古いレンズだ。

カメラとレンズを肴にボトル1本のワインを開ける…。店を出て有楽町駅に向かいながら、写真を撮る。いつも見るピンクのビル。

↑ New FD50mm F1.4

↑ New FD50mm F1.4

交通会館と周辺のイルミネーションがきれいだ。新ズミルックスとNew FDをそれぞれF1.4開放で撮影して、周辺部のコマ収差を比較する。

↑ ズミルックス M50mm F1.4 ASPH.

↑ New FD50mm F1.4

さすがの新ズミルックスでも開放だとコマ収差はでるが、New FDと比較すると芯のあるコマ収差で締りがある(変な表現だけど…)。New FDのコマ収差は、中学や高校時代に星野写真をF1.4で撮影した時の画像周辺の星像に認められた見慣れたコマ収差の形状だ。

最後にNew FDで絞り値による違いを見てみた。

↑ New FD50mm F1.4 F1.4

↑ New FD50mm F1.4 F2.8

↑ New FD50mm F1.4 F5.6

F1.4開放だと周辺部のコマ収差は盛大だ。F2.8に絞るとかなり改善するが若干認められる。星野写真を撮影したていた時は、F2.8で撮影することが多かったが、まあ許せる範囲だったということだろう。F5.6まで絞ると点像として結像し、締りのある写真となった。見栄えのあるイルミネーションをF5.6くらいで撮影すると美しく撮影できるのだろうが、やっぱりオリジナリティのあるイルミネーションを撮影するのは相当難しいのだろうということが認識できた1日であった。

次は貸してもらったCanon 50mm F1.2で何を撮ろうか考えている。

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