見出し画像

人生に大きな影響を与えた本、みなさんにもあるだろうか?


 一昨日くらいだったか、一本のペンを購入した。書店や文房具屋ではなく、Amazonで探し、これが良いなと思ったのを選んだ。

「ペンを購入する」という、なんてことない普通の行為だろう。しかし僕にとっては大きな意味のある行為だった。

 このペン購入する少し前になるが、僕は[ハイコンセプト〜「新しいこと」を考えだす人の時代]という本を読んでいた。

 話せば長くなるので簡単に言うと、本では「このニ、三十年ほどの間、世の中はある種の知識を持った特定の人たちのものであった。しかし、これからは何かを創造できる人や他人と共感できる人、パターン認識に優れた人、そして物事に意義を見出せる人の時代だ」とあった。

 まさしく、今の世の中は本の内容のように、単純な作業を繰り返すだけの仕事や左脳的主導思考の仕事はAIもしくは東南アジア等の人件費の安い労働力にとって変わられ、その一方で、創造力のある人たちはYouTuberやInstagramerとして影響力を持ち、右脳的主導思考に長けた人たちがより活躍するようになってきている。

 読み進めていく中で、実際に世の中がそうであると実感しつつも驚愕の事実を目にした。この本が出版されたのは2006年、つまり14年前だったのである。

 14年前は今のようにYouTubeはもちろん、スマートフォンさえも普及していない時代だ。その頃に、世の中がこうなることを予測していたのかと思うと、体に衝撃が走った。

 このことを受けて、僕は本をたくさん読んで様々な知識を蓄え、時代を先駆けてやると決めた。僕の考え自体を大きく変えた一冊となった。

 "デザインとは、その本質だけを見れば、「ニーズを満たし、生活に意味を与えるために、先例のない新しいやり方で自分たちをとりまく環境を形作る人間の本性」と定義できる。"

 私たちの周りにあるものは全て「デザイン」されている。変化の激しい時代に求められる、ハイコンセプトな能力を鍛えるために、洗練されたデザインに触れることは非常に有意義なことである。

 ペンなんて、機能的に考えればインクが出て文字が書ければ十分である。しかし、僕はあえてデザインに着目し、何かインスピレーションを受けようと数多くのペンの中から、今まで文具にかけた金額の中ではずば抜けて高価ではあるが、デザインを追求しているものを選んだのである。

これからも洗練された良いデザインには注意を向けていきたいと考えている。
 また、自分の人生に良い影響を与えてくれる情報を探し求め、好奇心を満たしていきたいと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?