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何者でもない人がイノベーターに近づくには?

マーケティングの中に、イノベーター理論というものがありますね。

革新的なサービスが次から次へと出てきている中で、気がついたらイノベーターが先行者利益を得ている、ということも良くあります(YouTubeが、まさにそれかと)。

では、どうやったら何者でもない一般人がイノベーターに近づくことができるのかを考えてみました。

そもそもイノベーターとは?

イノベーター理論では、製品やサービスの普及のプロセスを示しています。

簡単に説明すれば、新しいサービスやプロダクトを、消費者であるみなさんがどのタイミングで使いますか?といった話です。

具体的には、

①イノベーター(革新者)2.5%
②アーリーアダプター(初期採用者)13.5%
③アーリーマジョリティ(前期追随者)34%
④レイトマジョリティ(後期追随者)34%
⑤ラガード(遅滞者)16%

と5つの層に分類されます。

①に近づくほど新しいものに飛びつく人、⑤に近づくほど慎重な人、とも言えます。

YouTubeなどを想像すればわかりやすいですが、新しいサービスは①と②あたりの参入者が先行者利益を得やすいのです。

イノベーターの話に耳を傾ける

それでは、先行者利益をできるだけ得たい人はどうすれば良いのでしょうか?

誰でも簡単にできることの1つは、イノベーターの発信に耳を傾けておくことです。

イノベーターは常に新しいものにアンテナを張っており、新製品や新サービスが出るとすぐに飛びつきます(←表現が悪いですが)。

つまり、イノベーターの発信を常にウォッチしておくことで、イノベーターが興味を持ったことをいち早くキャッチアップできるようになりす。

今はSNSでめちゃくちゃタイムリーに情報が得られるので、すばらしい時代です。

新製品を使い倒す。徹底的に。

何者でもない人がイノベーターに近づく2つ目の方法は、とりあえず使い倒してみることです。

他力本願ですが、イノベーターは新しいものを見つけると発信してくれます(今は、その情報をクローズドな空間で発信されることが増えました。例えば、オンラインサロンなど)。

イノベーターが使いはじめたものを、あなたも飛び乗って使い倒してみましょう。
そうすることで見えてくるものがあるでしょう。

直近でいうと、勘の良い人たちが音声SNSであるClubhouse(クラブハウス)を使い倒しているのはまさにこれです。

先行者にはいつもアローワンス(余裕)がある

先行者利益を獲得できるイノベーターやアーリーアダプターの多くは、時間にアローワンス(余裕)を持っています。

つまり、良い意味で、意識的に人生に「余白」を作っています。

本能的に、革新的なサービスをいち早く試してイノベーションしていく能力に長けているのかもしれません。

そのため、多くのイノベーターやアーリーアダプターは時間的な裁量を持つ経営者や投資家です。

皮肉なことですが、うまくいっている人がより加速してうまくいきやすいのは、必然なのかもしれません。

格差社会は恐ろしいです。

なんだかんだで、常に勉強と情報収集は必要です。大変ですが。

勉強と情報収集をしないと、いつもアーリーマジョリティ以降の層に入ってしまいます(それが悪いとも言いませんが)。

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