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感情も大事にしたい、私なりのマインドフルネス

今に集中する。マインドフルネスになる。

頭の中であれやこれやと考えがちで、なかなか現実の物事が進まないわたしの課題である。

本やインターネットでやり方など調べるも、その通りにやるのはなかなか難しく、途中で挫折することが幾度とあった。

何が原因で難しいのか、どうすれば心地よく取り組めるか。少しつかめた気がしたので、誰かの役に立てばと共有してみる。



私のマインドフルネスとの出会い

精神科のリワークプログラムに通っているとき、マインドフルネスに出会った。

感情に振り回されない練習として、3分間目を閉じて自分のあたまの中に浮かんでくる思考を眺めたり、ラズベリーを含んで舌触りや味に集中した。

正直なかなかうまくできなくて、できない自分にへこんだりした。
落ち込むこと自体が嫌で、長続きはしなかった。


就職してから、再びマインドフルネスに取り組む

就業するようになってから、仕事のことを考えずボーっとする時間が欲しいと思い、またマインドフルネスに取り組み始めた。

休憩時間。10分ぐらいを目安に目を閉じて、周囲の音にじっと意識を向ける。
思考や感情が出てきたら、意識を感覚に戻す努力をする。

はじめのころは10分できること、取り組んだことに達成感があったけど、だんだんと我慢の要素が強くなってきて前向きな気持ちが減ってきていた。

自分の思考や感情が認められてない気がして、何となく閉塞感が出てきていた。


感情も大事にしたい、私のマインドフルネス

今日、散歩をしているときに、自分なりのマインフルネスとの付き合い方を見つけた。

感情を否定しない、思考についてもフラットに受け止めることができた。

まずは、自分の感覚に意識を向ける。

川の流れの音。こすれて揺れる緑。湿気に膨らんだ空気の肌触り。
こういうことに意識が向きやすいんだ、という気付きがあった。

続けていると、感情が出てくることがある。

川の音に落ち着くこと。湿気の空気もあんまり悪く感じてないこと。

そういった今のことでもいいし、

今日の通院、めんどくさいな。とか。
昨日のご飯、おいしかったな。とか。

そういう過去や未来のことも、そう感じたんだな、と受け入れる。

今までマインドフルネスでは感情に何かが紐づかないように努力していたけど、それを変えて、この感情は何に対して出てきたかを認識してみた。

自分がどういうものに嫌だったな、嬉しかったなと感じ、
どういうことに不安や楽しみを感じるのか。

そのくりかえしで、自分の形がわかってくるような感覚がでて、安心した。

そのうち、感情を解決しようとして思考が出てくる。
でも解決しようと思考は進めないで、また感覚に意識を戻す。

そうすると、また新しい感情や感覚に関する気付きが出てくる。
少しずつ、元あったモヤモヤ感から遠ざかっていることに気付く。


まとめ

感情を解決しようとしない。
これが感情を認める、大切にしていることにつながるのかなと思った。

マインドフルネスはトレーニングだから、続けていくことで効果が出るもの。
うまくいかないなと感じる時がまた来ても、自分なりに工夫しながら続ければいい。

自分なりのペースで続けて、揺らがない自分を見つけ、感情と上手に付き合える自分に近づいていきたい。

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