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台東にて。愛しい犬と、優しい台湾人の話。


 朝起きて、さてどこに行こうかと地図をひろげる。
マップにはご飯やさん(素食、素食可能の店)観光スポットなどが載っている。

宿にあったマップ
素食、素食可能の文字

 色々自転車でうろうろした結果、亀がいる朝ごはん屋さんに行く。素食の蛋餅(とうもろこし入)と大根餅を頼む。とうもろこしの蛋餅は、皮がもちっとしていた。私的にはもう少し薄めでカリッとしたのが好きだ。
大根餅はふわふわもちもちで美味しかった。1度大根餅作ってみたことがあるが、うまく固まらずに断念した。本物を食べたことだし再度リベンジしたい。

とうもろこし蛋餅と大根餅
亀🐢
素食


ふらふらと自転車を走らせていると、宗教グッズのお店を発見。赤い札が欲しかったので覗いてみる。とてもかわいい紙がたくさんあって、家に飾りたいな…出店のときも使えそうだ…と購入。

かわいい
キラキラしてて良い
極楽浄土感が良い
日本でいうところの
御守りみたいな感じかな
それぞれ文字によって意味が違う

この、蓮の花の紙は「蓮華紙」と呼ばれるもので、葬式や仏様にお供えするときとかに、蓮の花の形に折り紙のように折って使うものらしい。

こんな感じ

蓮は泥の中から現れ、汚れのない花であり、清らさかの象徴だそう。観音菩薩も蓮の花上に乗っている。亡くなった親族が蓮の上に乗り安心して極楽浄土へ行けるように。との意味がある。見た目かわいい。で、宗教グッズに手を出すと、とんだ勘違い野郎になるだけなのでしっかりと意味も調べたうえで「これなんですか」って聞かれた時はちゃんと答えられるようにしておきたい。

 花蓮の朝ごはん屋さんで出会った教授にオススメしてもらった「都蘭新東糖廠文化園区」に行く。海沿いの場所なので、観光バスのようなところに乗って1時間ほど……目が覚めたら…全然違う所まで来てました(笑)。
海沿いの田舎は、よく日に焼けたおっちゃんやおばちゃんがビンロウ噛んだりしてのんびりしている。旅を楽しむコツは、今の状態を楽しむこと。なんとかなるさ〜広く開けた心。


観光バス
カラオケとかもできる
 昭和の観光バスってこんなんやったんかな
全然目的地と違うとこで目が覚める
刺し身、魚のスープ
海沿いならではのラインナップ看板

 そんなこんなで、都蘭新東糖廠文化園区に到着したものの、この日は火曜日。休みのお店が多かった。お腹が空いたので唯一空いてるカフェに入ると、「ランチタイム終わったからドリンクしかやってないよ」と言われあえなく撤退…。しかし、そこにいたゴールデンレトリーバーが帰ろうとする私にピッタリとくっついて甘えてきた。可愛くて連れて帰りたかった。私はこの子に会うためにここに来たのか〜と納得しちゃうくらい可愛かった。手作りの石鹸屋さんで、煙草と檳榔の石鹸を買って帰ることにした。


原住民の模様のリボン
色々あって可愛かったな
 眠るいぬぬ
ピタッとくっついて甘えてきたいぬぬ
檳榔の石鹸
お店の外観素敵だった
パッケージもかわいいね

 いざ帰ろうと、バスを待つ。本を読みながら待つこと40分程…全然来ない、まぁ田舎やしな、いつか帰れるやろ。と、黙々と本を読んでたら「あんた、台東駅の方行くん!?」との声が。「そうやで!」「ずっとそこ座ってるやん、バス来ないんやろ?乗ってき!」と、若い3人組の台湾人が車に乗せてくれた。感謝!!
 同い年くらいの、男女3人組で高雄、台南の人らしい。私がずっと座り込んでるのを見かねて声をかけてくれたそうだ。「あんた日本人やろ〜?日本大好きやねん、だから声かけたのもある!」って言われて、ホンマに台湾って親日というか、日本大好きな人多いんやなぁと思いました。その後色々話して、「このあとご飯一緒にいこう!」と誘ってくれたので一緒に晩御飯に。

夜景の見える原住民のご飯のお店へ連れて行ってもらった。1人じゃ絶対来れなかったので、ほんとに感謝しか無い。魚の丸焼きとか、鶏肉盛々焼いたやつとか、どれも全部美味しかった。そして台湾の人(人によると思うけど)ほんとにお酒飲まないので、ご飯と言ったらご飯を食べる!!という感じなのだけど、私はこのご飯達でビールが飲みたくてたまらなかった…。


豪華!
もずくみたいなやつの炒め物


優しい台湾人達っ!


素敵な出会いもあり、台東も良いところでした。明日の夕方には台南につくように移動していきたいと思います!!!

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