見出し画像

インド旅行記⑥ピックルのオーナーは社交界の貴公子


 チェンナイ3日目、相変わらず蒸し暑くオヤジ臭い。インドで買った服を来て鏡の前でルンルンとしていたが、「Uberあと1分で来るから!はよ行くで~!」と言われる。「kawaiiをもっと堪能させてくれ!!!そしてUber呼んでくれてありがとう!!!!」(心の中で叫んでみる)
「はーーーーーいっと!!行きますっとー!!出発。

Kawaiiインドで買った服

 朝ご飯に「Murugan Idli Shop」に行く。私はドーサを、パートナーはワダと、オニオンウタッパム、ポディイドゥリを食べていた。オニオンウタッパムは、パンケーキみたいなのにオニオンが沢山入っているやつ。インドの玉ねぎは、日本と違って辛くなくて美味しい。生でよく添えられて出てくるけど、生玉ねぎ苦手な私でも食べれる。ここのイドゥリやさんは、チャトニの種類が豊富で楽しかった。隣に座っていたグループに声をかけられ、パートナーが話していたが、なんかベンガルールのメディアの人らしく、写真を一緒に撮った。どこかに載ったりするのかな。

オニオンウタッパムの上にワダ
左の赤い丸がポディイドゥリといって、赤いマサラの着いたイドゥリ
私はドーサとポディイドゥリ
 ドーサは薄いがとても大きいので
毎度お腹いっぱいになって苦しい

 

カパリーシュワラ寺院に行く。シヴァ神のお寺で有名。何が有名って、門がめちゃくちゃでかいカラフルな雛壇場になっていて、いろんな神様が所狭しと並んでいるのだ。中に入ると、煌びやかなサリーを身にまとった女性や、キメキメのお兄さんがいるかと思いきや、ダラーーっと寺の影で涼んでるおじさんもいて面白い。靴を預けて裸足で入るのだが、地面はとても熱く、「あちち、あちち」となる。しかし、白い何かを塗ってる道だけは熱くなくて不思議。パートナーさんはおでこに色々塗られていた。日本も、台湾も、インドも、お寺といえど全然違うので面白い。お寺と言う空間が好きだ。日本に帰ったらインドの神話をもっと深堀りたいなと思う。

多くの人で賑わう寺院
靴預ける所(100ルピー)
地元の人は10ルピーくらいで預けてた。
預けなくても正直道の端にみんな置いてる。
でも、100ルピーで預けたからこの子達の寝顔を拝めた
あと、おじさん達が布を一生巻いてるの見ながら
涼めたし、あの100ルピー捨てたもんじゃない
いろんな神様の雛壇
白い道は暑くない
ココナッツウォーター飲んだ後、ココナッツを割って
中のジェリーみたいなのを食べる。
美味しいかと聞かれると言葉につまる。

 そして、パートナーさんがアポイントを取っていたピックル屋さん「panakam」のオーナーさんチンマヤさんに会いにいく。チンマヤさんは、日本の航空会社ANAの雑誌にも載ったり結構有名人っぽい。これは私の主観だが、握手する感じがもう社交界の人だと思った。「Hello,マダム!ガシッ🤝」みたいな。「英語分かる?」って聞かれて「私は英語大丈夫、彼女は少し。」とパートナーさん。そこから、チンマヤさんの仕事のデスクでお話する。何やら、ピックルの作り方や、作る過程の話をしているみたいだ。「2年間外に干す……化学薬品使わない…。マンゴーには何種類かあってだな……。などなど」途中で集中力が切れて、「次の、みろくの里での出店どんな風にしよかな……。帰ったら、好玩(台湾居酒屋)の時にcurryとかドーサとかやりたいな……。台湾唐揚げと、魯肉飯と、お酒って、1人でオペレーションできるんかな?いや、やるしか。」などなどと、めちゃくちゃあいずち打ちながら全然違うことを考えていた。途中まで頑張ったんやけどなー。

 説明がひと通り終わったところで試食会。チンマヤさんのご自宅にお邪魔する。インドの古典楽器があったり、大きな絵が飾られてたり……the お金持ちのお家だった。奥様は大学の教授らしい。チンマヤさん自身も、ワインとフランス語を教える資格もってるらしい。凄すぎる。
ピックル試食会では、いろんなピックルを味見させてもらう。マサラをマンゴーの中に詰めて2年間乾燥させたやつ(ブラックピックルと呼んでいた)が1番好きだった。ピックルと言うより、日本の奈良漬けに近い味。フレッシュなシトラスの味が、ガツンとくるやつもあれば、砂糖を入れた甘いやつもあったりと、ほんとに色々。
チンマヤさんは5つ星ホテルの食事イベントに呼ばれたり、知り合いの日本人もマダムであろう人達が多い。そんな中、私のような英語も話せないただの小娘がこのような体験が出来たのは奇跡と言ってもおかしくない!と思う!ありがとうございます!パートナーさん!
 「美味しいです!」とか、「これめっちゃ好きです!」とか、言えたら良かったのだけど、英語でもっと詳しく感想聞かれたら言えないしなぁ…と、「nice、ヤァー、nice。Good。美味しい~(日本語)」で言うしかなくて、次はもっと美味しいって表現できるようになろうと思った。


色んなピックル味見。
刺激×刺激の嵐
英語話せなくても笑顔とリアクションで乗り切る工藤
いろんなピックルと、そのプロセスの写真
カスタードみたいなのをデザートにくれた
「これは何でできてると思う?」と、なぞなぞを出して来て、「実はポテトなんだよ!!」と、オーバーな感じで言ったりするのが社交界の人っぽかった。 
つまり彼はエンターテイナーだった。

 チンマヤさんにありがとうを告げて、「Tarabooks(タラブックス)」と「Anokhi(アノーキ)」に行く。タラブックスは、日本でも大人気のインドの絵本で、チェンナイに本店がある。とても可愛くてお土産も色々買えてよかった。アノーキでは、高級店みたいに店員さんが1人ずつお客さんに着いたり、もう店構えから高級そうで、ビビりながら散策。こちらでも可愛いお土産を購入。洋服を1着パートナーさんがプレゼントしてくれた。ポンチョ型でブロックプリントが可愛い。汚さないように大切に着よう。


可愛いレターセット


可愛いイラスト、1枚1枚手で刷っている
この、水色の本がイラスト含め好きだった

 生理が始まって絶好調では無い私と、頭いっぱい使って疲れたパートナーさんだったので、この日はホテルの近くのグリルチキンをテイクアウトしてホテルで食べた。めちゃくちゃ美味かった。

帰り道に寄ったチャイ屋。作る課程ガン見してたら
「姉ちゃんめっちゃみてくるやん、チャイ作るん?」 と聞かれたり、パートナーさんに
「俺とお前同じスタイルやな」と言ったり、
フレンドリーな強面店員さんだった。
「ミスターチャイのミスターは俺だよ、俺のチャイ」との事。
「疲れたから今日はこんな感じで…」
のチキンが美味すぎてテンション爆上がりだった。
ベッドの上で手で食うチキンは美味い。

日記書くの飽きて、毎日が結構忙しく、そして睡眠睡眠!と寝てたら書く時間が無くなってきた。でも、継続は力なりだし、中途半端に投げ出すのは良くないと思うので、ちゃんとインド滞在記書き納めるぞ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?