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ホームスタッフレポ②


最近は6時半起床後犬の散歩に行く工藤。秋の景色はとても好きです。

グループホームで働いて4日が経った。
満床だとワンフロア9名だが、2室が空室で1人入院していて今は6名。何をしたらいいかわからなくて暇な時間が有るので戸惑う。なるべくお客様と話すようにするけど寝ている方も多く戸惑う。

会話が出来る人が4名。なかなか何を言ってるのかわからない方が2名。話をする時に相手の目を見て身体のどこかしらに触れるようにする。普段は対人に対して良い距離感を保つのが普通で、パーソナルスペースがどうちゃらとか、日本人は特に近づかれるのを嫌がる傾向にあるのであまり人に触れて話す。ということがない気がする。
言葉、だけだと伝わらないので、表情、声のトーン、声の色、手に触れる、身体をさする、などなど貴方に全力で向き合っていますよ!と伝えることが大切だなぁと思った。お客様の表情も変わるし、離れたところから指示みたいに話すより絶対伝わる。他にも、お客様からみて自分達はどう見えてるのかを想像してみた。スタッフ同士で固まって話していると内緒話してるみたいで嫌な感じに見えるかなとか、トイレの見守りであまり不躾に見ない方がいいかなとか。

言語化出来なくても、こちらの言ってることはわかるようで、色んな相談ごとや質問をすれば何かしら言ってくれるので、勝手に想像して「なるほどなぁ〜」「そうなんですか!?」「やっぱりそうですよね〜」「わかります」などと、会話を組み立てて話している。すごく憶測だけど当たってる気がするのが不思議です。

話すのに時間がかかるけど、一生懸命に言葉にしてくれる人がいて、「工藤わかなです、わかなはひらがなで書きます」と伝えると、工藤わかなさん、工藤わかなさん、と、連呼して覚えてくれた。次の日に出勤して、挨拶をすると、またもや工藤わかなさん、と覚えてくれていてとても驚いた。そうです。工藤わかなです。名前はひらがなで書くんですよ。と伝える。相手も嬉しそうだった。

何事にも「すみません」「ごめんなさいね」と謝る人もいる。「私頭がおかしいでしょ?全然わからないの。」と。なんだか虐待しているみたいな気持ちになるので、謝らないで〜と思うけど、サポートされる側の人って申し訳ない気持ちでいっぱいになるのか。どうやったら、してもらってると思わせずにサポートできるのか。まだまだ勉強。

たまに凄く怒る人もいる。普段はにこにこ温和なのに、声を上げて手も出してしまう人。自分の中では、これが普通で、当たり前なのに頭ごなしに否定されてる気持ちになるのかな。腰が痛いとか、気分がだるいとか、常に身体に不調があれば誰だって苛々してしまうよな。何かが嫌だけど伝わらないから、そんな表現になってしまう感じ。前に障害のある方と関わる仕事してる人と仲良かったけど、障害じゃなくてそれぞれの個性で、何をとってもその人の表現。と話してくれた人の話を思い出した。ベテランスタッフさんは、よくわかってて、今日は天気が悪いから身体の節々痛むんだろうね、とか、便が出てないからしんどいのかな。とか、なんでこの人がそんな表現をしたのか、原因を理解しようとしていて凄いプロだな。と思った。

営業は、人のことを情報で見ることか多い気がする。この人は、入居してくれそうだから、この人は紹介をくれるから、誰が自分にとって利になる情報を持っているかで判断する感じ。その逆でホームスタッフは、人のことを個性、個人、としてみる感じがする。もっと深いところまで知った上で向き合わないとその人にとってのベストな1日をサポートすることができない感じ。

自分がいることによって誰かを幸せにすることができたらいいのにな。そんなことをたまに考える。自分中心の自分が放つ何かが誰かをいい感じできたらな。そんなふんわりとしたことだけど。

来週からは2週間営業業務。この経験をもとに
また、違う視点で働けたらいいな。と思う。レポート終わり。





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