てるてるモニタをはじめて知った方へ
てるてるモニタとはどんな製品ですか？
太陽光遠隔監視システム「てるてるモニタ」は、太陽光発電設備の発電量を計測し、メールで案内したり、WEB画面で発電状況を確認したりすることができるシステムです。
具体的には、CTセンサと呼ばれるセンサで発電した電気の電流を計測し、携帯電話回線を使い自社のクラウドサーバへ送信し、データを蓄積します。そのデータを元に、毎日発電状況をメールしたり、WEB画面でグラフ表示したり、異常時にメールでお知らせしたりできます。出来ることは、契約内容によって多少異なります。
てるてるモニタは、どんな人が必要としますか？
産業用太陽光発電設備の発電事業者様及び、メンテナンス会社様です。
発電事業者様
発電事業者様が、ご自身の設備の稼働状況を確認するためにご利用いただけます。契約しているメンテナンス会社様にもメールを送ったり、WEB管理画面のアカウントを発行することも可能です。ご自身でも監視しながら、定常的な監視や異常時の駆け付けは、メンテナンス会社様にお任せしている方が多いです。
メンテナンス会社様
O&Mを請け負う会社様が、稼働の確認、異常の把握を行うためにご利用いただけます。メンテナンス会社様名義で契約し、発電事業者様にもメールを送ったり、WEB管理画面のアカウントを発行することも可能です。
監視業務・監視装置の費用・通信費をメンテナンス契約に含めて、発電事業者様と契約している会社様もいらっしゃいます。
てるてるモニタは、どんな設備が対象ですか？
低圧・全量
全量売電（低圧・10kw以上50kw未満）が主な対象です。
CTセンサタイプのため、パワーコンディショナー（パワコン：PCS）のメーカや機種を問わずご利用いただけます。
高圧・全量
対応の可否は、設備により異なります。
高圧用のてるてるモニタをご検討いただける場合は、パワーコンディショナーのメーカと型番、単線結線図をお送りください。
ダイヘン社のModbusTCPに対応したモデルがあります。
日新電機社の日新プロトコル（RS485）に対応したモデルがあります。
低圧・余剰（家庭用）
てるてるモニタは、携帯電話回線を内蔵しているため利用には通信費等が発生します。そのため、家庭用の2～5kw程度の余剰売電設備（戸建て屋根上設置など）には、費用対効果の面で利用に向いていません。
出力制御
対応の可否は、設備により異なります。
パワーコンディショナーのメーカと型番、台数をお知らせください。
てるてるモニタは、何故必要ですか？
てるてるモニタに限らず、遠隔監視装置全般の必要性についてお話します。
こんな人は不要
こんな方は、遠隔監視装置が無くても大丈夫です。
発電設備が自宅近隣に設置されており、かつ、毎日または定期的に目視点検を行う時間があり、発電量を記録、管理する手間を厭わないマメな方。
止まったり、壊れたりするから
太陽光発電設備はメンテナンスフリーといわれていた時期もありましたが、今は、設備は停止・故障するものだという認識が一般的です。
具体的なトラブルとしては、高温や漏電、落雷の影響でブレーカが落ちたり、パワコンの異常停止や故障で停止することもあります。
売電損失を最小限に抑えるため
売電額は、基本的には日射量次第です。リパワリングで発電量を改善することは出来ますが、費用がかかります。主幹ブレーカが落ちたまま1ヶ月放置した場合、1ヶ月分の売電額を損失しますが、それを努力や頑張りで取り返すことは出来ません。そのため、遠隔監視装置を設置して、異常にいち早く気づき、速やかに対応することが、損失を最小限に抑えるために重要です。
本当に止まったり、壊れたりするの？
設備や、設置場所次第です。
非常に安定していて一度も停止したことのない設備も存在します。一方で、2年に1度は何かしらトラブルが発生する設備もあります。
数千カ所以上の発電設備の稼働状況を把握できる立場で言えば、「何かしらのトラブルに合う可能性は高い」です。何もなければ、それは運がよかったと思っていただいても差し支えません。
てるてるモニタは、信用・信頼できますか？
2014年の販売当初は、とても多く寄せられた質問です。
自己弁護となるので、非常に答えることが難しい質問でもあります。
太陽光発電の業界誌「ＰＶｅｙｅ」という雑誌で、監視装置のシェアランキングが公開されました。上位5位には入賞しておりませんが、記者の方に伺った限りでは、10位以内には入っているようでした。
「辞めます」といってサービスを停止できるような出荷台数でもなく、運営会社自体を傾かせると、数千人のお客様にご迷惑をおかけすることになってしまいます。
20年継続宣言
FIT（固定価格買取制度）の案件が収束しつつあります。太陽光業界各社は、生き残りを賭けて様々な方向を模索しています。
弊社では、遠隔監視事業を20年継続できるよう、不用意な業容拡大などは行わずに、堅実に運営していく次第です。
お問い合わせ（てるてるモニタ お客様窓口）
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