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ジュースをノーパソにこぼした話

 ポンジュースというものは大変おいしゅうございます。問題はこいつをノートパソコンのキーボードにぶっかけた時です。ポンジュースに限らない? それもそうですね。

 コトが起きたのは知人とディスコードで通信をしていた時。下階からマグカップに入れて持ってきたこいつをダイナブックのノーパソにドバシャ。キーボードの中心当たりにかかってしまい、急いでティッシュペーパーでふき取りました。その時は問題なく動いたし、それ以上どうしようもないと思ったので放置していましたが、その数日後、ノーパソでキーボードをカタカタとすれば、「ぬっ」というか、「ぬちゃり」というか、珍しい感触がします。

 その時も通信していたその知人にやらかした旨を伝え、いろいろとゲームをプレイしているのを通信でみながらキーボードのはがし方を調べ、キーボード百均シャーペンのガイドパイプではがし、今やピンセットとしてしか使わない毛抜きをピンセットとして用いてキーボードを分解しました。

 キーボードというものの必然ということでもありましょうか、キーボードはパソコンにとって皮膚の一部とも言えます。人間がちくわであって食道や胃が実の所、体の表面であるという話とも通じる所がありますが、ありがたいことに、キーボードを濡らしたオレンジジュースは、今回分解した(分解できた)部分より下には到達していないようです。嘘です。浸透していて欲しくないという希望半分です。多分きっとおそらく何割かの確率で大丈夫、ハイ。

 キーボードはパンタグラフ式。表面のカバーやパンタグラフを剥がし、濡れたペーパータオルでオレンジジュースの名残の黄色い糖分を拭い取ってもう一度戻す、という作業を7回ばかし繰り返すのです。照明がうまく照らしてくれないこともあり、これが結構キツい。

 パソコンと言うものは、耐久消費財ではありますけどつまるところ消費財でございます。別段オレンジジュースだけが敵という訳でもなく、はがしたキーボードの裏には髪の毛だの紙の破片だのがありました。普段パソコンを使う時、よく手を石鹸で洗ってから使うようなことはしていますし、ブロワーで定期的にホコリを取りますが、それでもこのようにゴミが溜まります。掃除中、照明がやけに暗いこともあって面倒くさいと感じることも少なくありませんでした。汚れが溜まることがある程度仕方ない以上、使える程度に掃除すれば十分なのではと考えてもしまうものの、こういう時くらいは丁寧に掃除したいものです。と、自らを奮起させます。

 そうこうしているうちにいつも通りのカタカタ言うキーボードが戻ってきました。「t」のボタンのパンタグラフの爪が一つだけ壊れてしまったものの、その部品にしても5のボタンに移動させ、使用上問題ない範疇に収まりました。

 やはりこういう時の為に、少しくらいは細かい作業が得意な工具を持っておきたいもの。普通のドライバー等は家にありますが、細かい作業には向きません。とにもかくにもダイナブックはもともとの使用感を取り戻しました。自分でも物持ちが良い方と自覚していますが、もう数年は丁寧にコキ使うつもりです。

 そもそもPCの近くではそもそもモノを飲まないのも一つの手です。そんなのはいやなので何かしら欲しいものですが、単に注意をというだけではあまり意味がありません。口の大きなコップではなく、こぼれにくいものに飲み物を注くとかかな

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