4月1日の日記(5)-2014年

エイプリルフールなぁ…企業が公式サイトとかでやたらとネタをやるようになったのって最近だよね。

もちろん、リアルタイムに更新できるWebサイトが普及したからこその現象だろうけど。

とはいえ、その普及に一役買ったのが、学生ITベンチャー企業であることと、エイプリルフールのネタ更新が一般化したのは無関係ではないよねきっと。

欧米では新聞社が4月1日にネタ記事を投下したりするのは、20年代くらいから結構行われてるらしいけど。これも、その日に公開が可能であるっていう新聞社ならではのリアルタイム性のなせる技だよね。

それ以上に、ジョークが文化として根付いてるってのも大きそうだけど。日本だとジョークの文化が少し異なってて、だから企業のエイプリルフールネタが単なる悪ふざけになりがち。

いまいち好きになれない。


とはいえ、やっぱりエンターテインメントを生業にしてるところはこういうの強くて、任天堂がファミコン時代、ROMカセットの中に電池を仕込んでタイマーを動かす、っていう技術を導入したのは、4月1日にそのゲームを遊ぼうとすると「このゲームは壊れました」って表示するネタをやるためだった、っていうのはマリオの生みの親、宮本氏の著書でも語られてる。

これ自体はさすがに実際に商品にすることはなかったらしいんだけど、この技術が後に、ドラクエ3なんかで有名な「バッテリーバックアップ方式」のゲームデータ保存に繋がった、っていうんだから面白い。


やっぱり遊び心って重要。

そしてそれ以上に、エンタメ企業だったらやっぱり本業の部分で楽しませて欲しいよね、ってのは思う。エイプリルフールの悪ふざけじゃなくてね。


まぁ、任天堂の話は嘘なんだけどね。

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