見出し画像

米ミシ大5月消費者期待インフレ率予想上振れでドル円135円台後半へ。

【5/12相場概況】

東京時間、ドル円は134.53円で始まると、朝方134.40円まで下押しとなるが、その後は本邦実需の買い観測で下値を切り上げた。日経平均が年初来高値を更新したことなどを受け、ドル円は134.80円まで上昇。欧州時間、米長期金利の高止まりなどもあり、ドル円は堅調推移。NY時間、米ミシガン大学が発表した5月消費者態度指数(速報値)は57.7と予想の63.0を下振れたが、消費者期待インフレ率が予想を上振れると、米長期金利の上昇とともに全面ドル買い。ドル円は5/10の高値135.47円を上抜け135.75円まで上昇。

【5/15相場観】

先週の米CPI・PPIが予想を下振れたことで、米国のインフレ低下との見方が多い中、消費者期待インフレ率の上昇は、売り方の踏み上げを誘ったのかもしれない。本日執筆時点で135.95円まで上昇しており、若干上げ過ぎの感じもするが、それほど、売り買いが拮抗していてどちらに振れてもおかしくない状況なのかもしれない。
 
日足一目均衡表では、「三役好転」。本日時点で転換線と基準線が接近していて、現在のレベルで引けると、転換線<基準線で逆転。好転維持の場合には136.292円以上の高値を付ける必要がある。雲が薄い中、本日5/15・5/16・6/2が雲のネジレ(変化日)となっており、注目されている経済指標はないが、念のため注意が必要。
 
情報・目標値段など、随時Twitter(https://twitter.com/eva_endo)で公開。
前回分はこちら

20230515執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?