ドル円は139.42円で始まると、東京時間、日銀は金融政策決定会合で、「10年物国債金利について1.0%の利回りでの指値オペを行う」長短金利操作(YCC)の柔軟な運用を決定。事前報道通りとなり、発表直後には一時141.07円まで急伸。その後、新発10年物国債利回りが一時0.575%前後まで上昇すると、ドル円は138.05円まで急落。植田日銀総裁の記者会見では、ややタカ派的内容となったが、ドル円は底堅く推移。欧州時間、日銀金融政策決定会合通過後、欧米株や夜間の日経平均先物が堅調に推移すると、ドル円は買戻しが先行。NY時間、6月米個人消費支出(PCE)価格指数(デフレーター)が前年比で予想を下振れると、米利上げサイクル終了との観測が高まり、米株が堅調となり、リスクオンのドル買いが先行し、ドル円は141.17円まで上昇。