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ドル円、強い米経済指標受け、144.89円と新高値更新。

【6/29相場概況】

ドル円は144.47円で始まると、東京時間、高値警戒感から売りが先行し144.13円まで下押し。しかし、その後は144.60円前後まで買い戻された。欧州時間、鈴木財務相が「行き過ぎた動きがあるなら必要な対応を取る考えに変更ない」などとの円安牽制発言で、ドル円は144.15円まで下押し。NY時間、1-3月期米GDP(国内総生産)確定値・前週分の米新規失業保険申請件数が予想より強い数値となると、ドル円は144.89円と新高値を更新。

【6/30相場観】

欧州時間にようやく円安牽制発言が出たが、下げは限定的。NY時間には、強い米経済指標を受け、145円手前まで上昇。市場は、日銀の円買い介入を警戒しつつも、日米金融政策差を意識した押し目買い意欲が強いようだ。介入があるかないかは別にして、145円は通過しそうである。
 
テクニカル的に上値目途をフィボナッチで計測すると、145.86円・146.10円台・146.66円が計測できる。大台である145円の通過状況に注目。150円に向かうか、天井感が出るかの見極めポイントになりそう。
情報・目標値段など、随時Twitter(https://twitter.com/eva_endo)で公開。
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20230630執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保

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