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日米株価上昇・好調米経済指標を受け、ドル円は年初来高値更新。

【5/18相場概況】

東京時間、ドル円は137.66円で始まると、本邦実需の売り観測や時間外の米10年債利回りの低下を受け137.28円まで下落。しかし、その後、時間外の米10年債利回りが低下幅を縮小・日経平均の続伸などを受けドル円は137.74円まで反発。欧州時間、ドル円は、日米金利差などを意識し137.87円まで上昇。NY時間、5月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数や前週分の米新規失業保険申請件数が予想より強い発表となると、NYダウ平均が上昇しドル買いが先行。ドル円は年初来高値となる138.74円まで上昇。

【5/19相場観】

ドル円は、6日続伸で年初来高値を更新し昨年11月以来の高値138.74円まで上昇。138円手前では神経質な動きだったが、好調米経済指標を受け一気に138円を突破。米債務上限問題も要人発言などで進展との思惑がでている。上がり過ぎの感じもあるが、本格的な踏み上げ(売り手の損決済による上昇)は見られないのでもう一段の上昇はありそうである。しかし、本日は週末なのでポジション調整の動きには注意。
 
日足一目均衡表では、「三役好転」継続。今週は雲ネジレウィークで雲の層が薄く「売り買い拮抗」となっているので、念のため警戒。テクニカル的に昨日の上昇で200日SMA(単純移動平均線)を完全に上抜けた。今年は3回目の突破となるが過去二回(3/8・5/1)は1~2日で押し戻されたが、今回は上抜けて3営業日目となる。現在の値位置を考えると、余程のネガティブ要因が発生しない限り200日SMA(137.10前後)を割り込む可能性は低そうだ。フィボナッチで計測すると、139.54円・140.33円あたりが目先の目標値となりそう。
情報・目標値段など、随時Twitter(https://twitter.com/eva_endo)で公開。
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20230519執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保

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