ドル円は、6日続伸で年初来高値を更新し昨年11月以来の高値138.74円まで上昇。138円手前では神経質な動きだったが、好調米経済指標を受け一気に138円を突破。米債務上限問題も要人発言などで進展との思惑がでている。上がり過ぎの感じもあるが、本格的な踏み上げ(売り手の損決済による上昇)は見られないのでもう一段の上昇はありそうである。しかし、本日は週末なのでポジション調整の動きには注意。
日足一目均衡表では、「三役好転」継続。今週は雲ネジレウィークで雲の層が薄く「売り買い拮抗」となっているので、念のため警戒。テクニカル的に昨日の上昇で200日SMA(単純移動平均線)を完全に上抜けた。今年は3回目の突破となるが過去二回(3/8・5/1)は1~2日で押し戻されたが、今回は上抜けて3営業日目となる。現在の値位置を考えると、余程のネガティブ要因が発生しない限り200日SMA(137.10前後)を割り込む可能性は低そうだ。フィボナッチで計測すると、139.54円・140.33円あたりが目先の目標値となりそう。
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20230519執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保