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米金融引締長期化観測で米長期金利上昇し、ドルは3日振りに反発。
【8/21相場概況】
東京時間、中国の住宅ローン5年超の最優遇貸出金利(LPR、ローンプライムレート)が利下げ予想に反して据え置きとなり、人民元安・ドル高が先行。時間外の米10年債利回りの上昇もあり、ドル円は145.63円まで上昇。欧州時間、中国景気不透明感が強く、香港株が連日年初来安値を更新。リスク回避の円買いで、145.34円付近まで下押となるが、その後は底堅く推移。NY時間、FRBの金融引締長期化との観測が高まる中、米10年債利回りが一時4.3518%前後と2007年11月以来の高水準を記録。日米金利差拡大への思惑から円売り・ドル買いが進行し、ドル円は一時146.40円まで上昇。
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【8/22相場観】
ドル円は3日振りに反発。週末ジャクソンホール会議を控える中、米金融引締長期化観測で米10年債利回りが上昇。中国景気不透明感は残るものの、今のマーケットの注目は米国の金融引締めが何時まで続くかとなっている。パウエルFRB議長発言までは、ドル円の地合いは強そうだ。
日足一目均衡表でみると、「三役好転」継続で上昇トレンドに変化はない。雲のネジレ(変化日)が2つ発生しており、8/29はジャクソンホール会議明けの火曜日・9/13は米国のCPIの発表日と重なる。テクニカル分析とファンダメンタル分析は、リンクすると考えているので、変化日は要注意。
先週末の下げが浅かったので、再度フィボナッチ計測で上値拡張計測。8/17の高値146.54円を上抜けると、上値の目標は、146.77円(B61.8%)・146.94円(A161.8%)・147.33円(D100.0%)あたりか。
情報・目標値段など、随時Twitter(https://twitter.com/eva_endo)で公開。
前回分はこちら
20230822執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保
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