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米利上げ長期化懸念からドル円は一時135円台。

【2/17相場概況】


東京時間、ドル円は断続的な本邦実需の買い観測で134.80円まで上昇。欧州時間、米国のCPI・小売・PPIと連続予想上振れにFRB高官によるタカ派発言が相次いだことから、米利上げが長期化するとの観測で、ドル円は135円を突破し135.11円まで上昇。NY時間、米国の3連休を控え、ポジション調整の売りなどで、ドル円は134.05円まで下落。

【2/20相場観】


ドル円は、節目の135円に到達。さすがに先週の3経済指標(CPI・小売・PPI)が強い結果となり、ターミナルレート(利上げの最終目標)が更新され、FRBによる金融引締め長期化が意識されたのだろう。米国が3連休となるため、最終的には134円近辺まで調整が入った。週明け日本時間も134円台で推移。現状の流れだと、深押しの可能性は低いのではないか。
 
日足一目均衡表でみてみると、雲の「ど真ん中」まで上昇、雲が右肩下がりとなっており、雲上限が137.80円なので、上抜けた場合「三役好転」となる。また、200SMA(単純移動平均線)は136.93円と先週末の136.90円から微増ではあるが、上昇の強さを感じる。上値の目標をフィボナッチリトレースメントで計測すると、151.94円から127.21円の下落に対し、は戻り38.2%が136.65円・50%が139.54円となる。上昇基調がいつまでも続くとは予測していないが、目先はまだ上値を狙うと予想する。
 
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20230220 執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保

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