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ドル円、アジア時間安値更新となるが、欧州時間は買戻しで反発。

【1/16相場概況】


東京時間、実需の買いで一時128.20円まで上昇となるが、その後は日銀の金融政策修正に対する思惑が高まり、戻り売りが優勢。ドル円は先週末の安値127.46円を下抜け127.21円まで下落。欧州時間、ショートカバー優勢となり128.86円まで反発。NY時間、キング牧師誕生日で休場のため、商い閑散
となる中、ドル円は128円台で小動きとなり、128.46円でクローズをむかえた。

【1/17相場観】


欧州時間の買戻しは、本日と明日の日銀金融政策決定会合を控えてのポジション調整ではないかとみる。先日、読売新聞記事で量的緩和策の検証などと、リーク的なニュースが流れたが、政策変更への下ならしとも考えられる。海外勢は、明日の会合発表で金融政策の修正を見込む向きが多いが、こればかりは、発表までフライングしない方が無難。

昨日の解説で、月足一目均衡表の基準線127.26円と21年1月のドル円上昇の基調となる102.59円から151.94円の上昇に対する50%押し(127.26円)が重複して重要かと記載したが、127.21円まで下落したので到達。そこから反発しているので、まだ短いが下髭が発生。テクニカル的には、反発の可能性も若干残っている。ファンダメンタル的にもテクニカル的にも、明日の動きが2023年の方向性を左右しそうだ。


20230117  執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保

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