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1月米PPIが予想上振れ、米金融引き締め長期化意識しドル円上昇。

【2/16相場概況】


東京時間、ドル円は一時133.77円まで下押しとなるが、仲値では本邦実需の買い観測で134円台を回復。その後、時間外の米10年債利回りの低下を受け133円台後半へ下落。欧州時間、ドル円は133.60円まで下押しとなるが追随する売りはなかった。NY時間、1月米卸売物価指数(PPI)が予想を上回ると、FRBによる金融引き締めの長期化が意識されて、米長期金利の上昇とともにドル円も134.46円まで上昇。メスター米クリーブランド連銀総裁やブラード米セントルイス連銀総裁の要人発言で上下するが、レンジをブレイクする動きとはならなかった。

【2/17相場観】


米CPI、米小売に続いて米PPIも予想を上振れ。これらで米国のインフレが高止まりしている事により、FRBによる金融引き締めの長期化が意識されている。2/1のFOMCまでは、ドル円が「いつ127円を割り込むか」と言われていたが、現在は、「いつ135円を上抜けるのか」という雰囲気に変わっている。本日に関しては、週明け月曜が米国休場なので、ポジション調整の動きになりそう。
 
日足一目均衡表でみてみると、雲の下向は継続で、転換線が雲下限を上回ってきた。雲を構成している先行1・先行2は26期間前に作成され、転換線は過去9期間で計算されることから、トレンド(下降から上昇)の変化とみていいのではないか。
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20230217 執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保

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