ドル円、乱高下続く。ADPは予想を上振れたが戻りがあまく、ISM製造業景気指数の予想下振れに強く反応。気のせいかもしれないが、雇用系の指数においてADPの反応が弱くJOLTSへの反応が強くなっている気がする。さて、本日は米国雇用統計である。5月NFP(非農業部門雇用者数変化)が前回25.3万人で予想が19.0万人。JOLTSやADPが予想を上振れていることから、強い数値とみる向きが多いが、弱い数値の場合は、ネガティブサプライズで売りに拍車がかかるかもしれない。引き続きハイボラが予想されるので、振り回されないように注意したい。
テクニカル的には、4日続落となったが、日足一目均衡表では「三役好転」継続。転換線を割り込んだが、下げ幅は、まだ調整の範囲とみる。本日は米国雇用統計だが、日足一目均衡表においては、雲のネジレ(変化日)が発生しており、トレンドが変わる可能性があるので、流れに逆らわないようにしたい。
200SMA(単純移動平均線)の137円台前半を割り込まなければ、上昇基調継続とみる。
情報・目標値段など、随時Twitter(https://twitter.com/eva_endo)で公開。
前回分はこちら
20230602執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保