見出し画像

ドル円、米長期金利動向で上下。米経済指標堅調。

【3/1相場概況】


東京時間、ドル円は136.11円で始まると、本邦実需の買い観測で136.47円まで上昇。その後は136円台前半で小動き。欧州時間、独10年債利回り上昇や独CPIの上昇でユーロドルが上昇するとドル売りが先行。米10年債利回りの低下を受け、ドル円は135.25円まで下落。NY時間、米10年債利回りが一時4.0043%前後と昨年11/10以来約4カ月ぶりの高水準となると、ドル円は買戻しが先行し136.32円前後まで上昇。2月米ISM製造業景気指数は47.7と予想の48.0を下回るが、前月比で上昇となり、インフレが当面高止まりする可能性が示され、FRBによる金融引締め長期化が意識されドル円は底堅く推移。

【3/2相場観】


昨日は米長期金利の動向に反応。一時前日安値135.73円を割り込み135.25円まで下落となったが、その後は買い戻された。米ISM製造業景気指数だが、予想下振れとなり、売り込まれてもおかしくなかったが、全体のセンチメント(思惑)が上向きなので、前月比より上回ったことで、堅調と受け止められた。よほどの売り要因が出ない限りは、買い方優勢となりそうだ。
 
テクニカル的には、日足一目均衡表が「三役好転」(強い買いシグナル発生中)。200日SMA(単純移動平均線)上抜けを狙っているように見える。一昨日・昨日と十字線となっており、落ち着かない相場である。買い方にとっては、切っ掛け待ちの状態で、137円突破となれば、一気に139.54円(151.94-127.21の50%戻し)まで狙ってくるのでではないか。
 
情報・目標値段など、随時Twitter(https://twitter.com/eva_endo)で公開。
前回分はこちら

20230302 執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?