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日銀が金融緩和策継続との観測で、ドル円は134.73円まで上昇。

【4/24相場概況】

東京時間、ドル円は、豪ドル円などのクロス円の下落を受け133.89円まで下押しとなるが、その後は本邦実需の断続的な買い観測で134.48円まで上昇。欧州時間、ドル円は134円台前半で小動き。NY時間、今週の日銀金融政策決定会合で、大規模な金融緩和策が維持されるとの観測が強まり、円売り・ドル買いが先行。ドル円は、一時134.73円まで上昇。その後は、米長期金利の低下や4月米ダラス連銀製造業活動指数が▲23.4と前回の▲15.7から悪化したことなどを受け調整が入り134.23円でクローズをむかえた。

【4/25相場観】

週末の日銀金融政策決定会合では金融緩和策継続がコンセンサスとなっているため、ネガティブサプライズが起きなければドル円の下値は堅そうだ。懸念点は米国の景況感指数が若干下降気味なところである。5/3のFOMCまでは、ドル円は上向きとみるが、その後の反動には警戒したい。
 
日足一目均衡表では、雲上限を上抜け「三役好転」(強い買いシグナル)復活となった。しかし、雲上限を大きく上抜けたわけではなく、上値も重く感じる。昨日の高値134.73円は、137.91円-129.63円に対する61.8%と129.63円-133.75円-136.62円からの上値拡張100%(134.74円)レベルとなり、一旦調整。このレベルを上抜けると、計測上一気に135円台半ばへ反発してもおかしくない。値ごろ的には高値と感じるかもしれないが、もう一段の上げは想定しておきたい。
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20230425執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保

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