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中国経済減速懸念でリスク・オフの円買い。ドル円一時145円割れ。


【8/18相場概況】

東京時間、アジア株下落によるリスク・オフの円買いや時間外の米10年債利回り低下を受けドル円は145円台前半と軟調。欧米時間、週末を控えたポジション調整の売りが優勢の中、中国経済の減速から世界株式の下落への悪影響を懸念し、リスク・オフの円買いが先行すると、ドル円は一時144.92円まで下落。しかし、144円台では買い意欲も強く145.36円まで買い戻された。

【8/21相場観】

ドル円は続落。今週のジャクソンホール会議を控えポジション調整の売りが優勢。中国経済の減速がクローズアップされ始めている。世界的波及となれば、リスク・オフによる円買いの流れが注視され、ドル円の下落につながる可能性が有る。しかし、直近の注目はジャクソンホール会議(8/24-26)でのパウエルFRB議長発言となっており、今週は大きくレンジブレイクする動きはないのではないかと予測する。
 
日足一目均衡表でみると、「三役好転」継続。連続陰線となったが、トレンドに変化はない。雲のネジレ(変化日)が、8/29と9/13に発生している。8/29はジャクソンホール明会議明けの火曜日。9/13は米国のCPIの発表日で、FOMC(9/19-20)に影響を与える最終重要経済指標となるので警戒したい。
 
調整売りが入っているのでフィボナッチ計測による下値拡張予測(計測値はA_127.21円-146.56円・B_137.23円-146.56円)をしてみた。下値目標は、144.35円(B23.6%)・142.99円(B38.2%)・141.99円(A23.6%)・141.89円(B50.0%)となり、認識しておきたい。
 
情報・目標値段など、随時Twitter(https://twitter.com/eva_endo)で公開。
前回分はこちら
20230821執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保

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