ドル円は軟調地合い継続。昨日引け間際には138円台を回復するが、東京時間に入って137.73円と、前日安値を更新。今のところ、買い戻される勢いが感じられない。FRBによる利上げ長期化観測の後退と日銀の金融政策変更観測が背景となっているので、余程の買い材料が出ない限り、反発は難しいかもしれない。FOMC(7/25-26)・日銀金融政策決定会合(7/27-28)までは、軟調地合いが継続か。
テクニカル的に、138.42円-140.93円のレンジを下抜け、137円台後半の抵抗線レベルに突入。フィボナッチで計測すると、127.21円-145.07円の押し38.2%(138.24円)を割り込んでおり、次の下値目標が129.63円-145.07円の押し50.0%(137.35円)。さすがに、これらレベルに到達すれば、利食いの買戻しも出るのではないかと予測する。
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20230714執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保