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ドル円6日続落。米PPI予想下振、一時ドル円137円台。


【7/13相場概況】

ドル円は138.48円で始まると、東京時間、時間外の米10年債利回りの低下を受け138.08円まで下落。欧州時間、日経平均の大幅高を背景に、ドル円は一時138.82円まで上昇。その後は、米10年債利回りの低下などを受け138円台前半へ失速。NY時間、前週分の新規失業保険申請件数が予想より強い数値となると、ドル円は138.95円まで上昇となるが、6月米卸売物価指数(PPI)が予想を下振れると、FRBによる利上げ長期化観測が後退し、ドル売りが先行。米10年債利回りの低下などもあり、ドル円は138円を割り込み137.92円まで下落。

【7/14相場観】

ドル円は軟調地合い継続。昨日引け間際には138円台を回復するが、東京時間に入って137.73円と、前日安値を更新。今のところ、買い戻される勢いが感じられない。FRBによる利上げ長期化観測の後退と日銀の金融政策変更観測が背景となっているので、余程の買い材料が出ない限り、反発は難しいかもしれない。FOMC(7/25-26)・日銀金融政策決定会合(7/27-28)までは、軟調地合いが継続か。
 
テクニカル的に、138.42円-140.93円のレンジを下抜け、137円台後半の抵抗線レベルに突入。フィボナッチで計測すると、127.21円-145.07円の押し38.2%(138.24円)を割り込んでおり、次の下値目標が129.63円-145.07円の押し50.0%(137.35円)。さすがに、これらレベルに到達すれば、利食いの買戻しも出るのではないかと予測する。
情報・目標値段など、随時Twitter(https://twitter.com/eva_endo)で公開。
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20230714執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保


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