ドル円は、パウエルFRB議長発言直後は売りが先行するが、直ぐに反発。乱高下気味に146.63円の高値を付けた。利上げの可能性を残しつつ、利上げサイクルの終了が近い事を示唆。解釈は難しいところだが、全体の内容はタカ派寄りと判断されたようだ。ここからは、政府・日銀の円買い介入を警戒しつつも、上値を狙っていく展開になると予測する。また、今週は月末・月初の重要経済指標があるので、乱高下に惑わされないように気を付けたい。
日足一目均衡表では、「三役好転」継続。転換線と基準線が拡大となっており、上昇基調継続。明日8/29は雲のネジレ(変化日)が発生しており、7月雇用動態調査(JOLTS)求人件数・8月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)の発表とかさなるので要警戒。
フィボナッチでの上値計測だと、次の上値目標は146.77円(129.63円-145.07円-137.23円からの61.8%)・146.94円(127.21円-137.91円-129.63円からの161.8%)で、次が147.33円(138.05円-143.88円-141.50円からの100.0%)となっている。ここを抜けると、対象となるレベルがなく一気に大台である148円台に突入しても不思議ではない。
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20230828執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保