見出し画像

ドル円、米雇用系指標好調・米長期金利上昇で3日振りに反発。


【8/24相場概況】

東京時間、ドル円は、米金利上昇の思惑を背景に日米金利差拡大による買いや、日経平均の上昇で145.20円まで上昇。欧州時間、米10年債利回りの上昇を受けドル買いが先行。NY時間、前週分の米新規失業保険申請件数が予想より強い内容となると、ドル円は145.95円まで上昇。

【8/25相場観】

ドル円は堅調で3日振りの反発。ジャクソンホール会議を控える中、買い意欲が強そうである。注目のパウエルFRB議長の講演は、日本時間23:05予定となっており、米国の経済見通しや金融政策が講じられる。9月FOMCでの利上げ観測がある中、高金利状態を何時まで維持するのかなどがポイントとなりそうだ。週末という事もありポジション調整の売りには警戒したい。
 
日足一目均衡表でみると、「三役好転」継続。8/23の下落は、若干懸念もあったが、昨日は前日の下げを全て取り戻す形の上げとなった。転換線と基準線が拡大傾向となっており、上昇基調継続。来週には、雲のネジレ(8/29)に突入。週末有事など突発的な材料が出なければ、基調反転より基調加速につながるのではないかと予測する。
 
8月に入り高値で揉みあっているが、フィボナッチでの上値計測だと、146.77円(129.63円-145.07円-137.23円からの61.8%)・146.94円(127.21円-137.91円-129.63円からの161.8%)が次の目標値になり、その次が147.33円(138.05円-143.88円-141.50円からの100.0%)となっている。高水準であるとは思うが、147円台が出ても不思議ではない。
情報・目標値段など、随時Twitter(https://twitter.com/eva_endo)で公開。
前回分はこちら
20230825執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?