ドル円は堅調で3日振りの反発。ジャクソンホール会議を控える中、買い意欲が強そうである。注目のパウエルFRB議長の講演は、日本時間23:05予定となっており、米国の経済見通しや金融政策が講じられる。9月FOMCでの利上げ観測がある中、高金利状態を何時まで維持するのかなどがポイントとなりそうだ。週末という事もありポジション調整の売りには警戒したい。
日足一目均衡表でみると、「三役好転」継続。8/23の下落は、若干懸念もあったが、昨日は前日の下げを全て取り戻す形の上げとなった。転換線と基準線が拡大傾向となっており、上昇基調継続。来週には、雲のネジレ(8/29)に突入。週末有事など突発的な材料が出なければ、基調反転より基調加速につながるのではないかと予測する。
8月に入り高値で揉みあっているが、フィボナッチでの上値計測だと、146.77円(129.63円-145.07円-137.23円からの61.8%)・146.94円(127.21円-137.91円-129.63円からの161.8%)が次の目標値になり、その次が147.33円(138.05円-143.88円-141.50円からの100.0%)となっている。高水準であるとは思うが、147円台が出ても不思議ではない。
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20230825執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保