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ドル円142.25円と年初来高値更新後、円安牽制発言で失速。

【6/20相場概況】

東京時間、ドル円はゴトー日の買いで142.00円を上抜けると、ストップロスを巻き込み142.25円と昨年11月21日以来の高値を付けた。その後、鈴木財務相や西村経産相からの円安牽制発言で141.58円まで下落。欧州時間、ドル円は米長期金利の低下を受け141.28円まで下落。NY時間、5月米住宅着工件数・5月米建設許可件数が予想を上振れるとドル円は141.75円付近まで上昇。その後、米長期金利の低下・米国株安によるクロス円の下落で、141.21円まで下落。

【6/21相場観】

東京時間、ドル円は142.25円と高値を更新。その後、鈴木財務相らの円安牽制発言。昨年9/22の日銀による「円買い介入」の前には、度々円安牽制発言があったので警戒が必要。NY時間に関しては、パウエルFRB議長による6/21-22の議会証言を控えて、ポジション調整目的の売りが出たとの声も聞かれているようだ。141円台を維持している事を考えると、まだ上昇基調継続とみる。
 
テクニカル的には、日足一目均衡表が「三役好転」継続。138.42-140.93のレンジを上抜け141円台を維持している。次の上値目標としては、151.94-127.21に対する戻り61.8%(142.49)。新値更新となったが、今のところ天井感は出ていない。(天井のパターンとしては、長い上髭発生か大陰線が連続発生。)
※昨日の記事と画像の数値に誤りがありましたので訂正させていただきます。
誤→ 151.94-127.21に対する戻り61.8%(142.29)
正→ 151.94-127.21に対する戻り61.8%(142.49)

情報・目標値段など、随時Twitter(https://twitter.com/eva_endo)で公開。
前回分はこちら
20230621執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保

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