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ドル円、弱米指標ながら売りは限定的。ポジション調整で4日振りに反発。

【4/6相場概況】

東京時間、ドル円は131.29円で始まると、米国のリセッション懸念で130.77円まで下落。その後は、本邦実需の買いで131円台を回復。欧州時間、ドル円は買戻しが優勢。NY時間、前週分の米新規失業保険申請件数は22.8万件(予想20.0万件)・失業保険継続受給者数182.3万人(予想169.9万人)と増加。前日の3月ADPに続き米労働市場の過熱感が緩和し、ドル円は一時130.95円まで下落。しかし、米10年債利回りが低下幅を縮小させると、ドル円は買戻しが先行し、前日高値131.84円を上抜け131.90円まで上昇。

【4/7相場観】

欧米の4連休を控えポジション調整(シュートカバー)でドル円は4日振りに反発。本日米国雇用統計を控えるが、取引参加者は減少し流動性が低下すると予想されるので、ストップロスによるチョッピ―な動きには警戒。
 
昨日は反発となったが、週足で見ると、ヘッドアンドショルダー(三尊天井)を形成しているようにみえる。ネックラインを割り込むことが完成条件となるが、ネックラインが1/16の安値127.21円となっており、下値目標は高値151.94円からネックラインの幅(24.73円)×2なので、最終目標は102.48円となる。ここまでの暴落は想定していないが、下落の目途はチャートを参照いただきたい。
情報・目標値段など、随時Twitter(https://twitter.com/eva_endo)で公開。
前回分はこちら

20230407執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保

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