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日米金融政策差意識、ドル円143.87円と年初来高値更新。
【6/23相場概況】
ドル円は143.11円で始まると、東京時間、上昇で始まった日経平均が一転下落となった事を受け142.81円まで下押しとなるが、下値は堅く143円台まで買い戻された。欧州時間、欧州PMIが相次いで弱い数値となると欧州金利の急低下、時間外の米10年債利回りも低下幅を拡大させると、ドル円は142.77円まで下落。NY時間、ボスティック米アトランタ連銀総裁が年内の利上げ見送りを支持したことでドル円は142.64円まで下落。その後、デイリー米サンフランシスコ連銀総裁が「今年あと2回の利上げは非常に妥当な予測」などと発言すると、米10年債利回りが低下幅を縮め、ドル円は143.87円と昨年11月以来7カ月ぶりの高値を更新。
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【6/26相場観】
欧州時間、欧州PMIの悪化からユーロが急落。引きずられるかたちで、ドル円も下落。NY時間はFRBメンバー発言で上下となったが、最終的には日米金融政策差が意識され、ドル円は143.87円と年初来高値を更新。ここからは、本邦当局による、円安牽制や円買い介入が懸念されるが、目先は買い方優勢とみる。
テクニカル的には、フィボナッチ計測で151.94円-127.21円の下落に対し61.8%(142.49円)を突破。直近波形、133.49円-140.93円-138.42円からの上値拡張143.01円も突破。フィボナッチエクスパンション(拡張計算)で、145.86円・146.66円・146.96円が計測されるが、先ずはキリ番である144円・145円が上値の目標となりそう。
情報・目標値段など、随時Twitter(https://twitter.com/eva_endo)で公開。
前回分はこちら
20230626執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保
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