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NY連銀製造業景気指数予想下振となるが米金利上昇でドル円堅調

【5/15相場概況】

東京時間、ドル円は135.66円で始まると、仲値でゴトー日による本邦実需の買い観測や日経平均の堅調などを受け、136.26円まで上昇。欧州時間、ドルが対資源国通貨に対し弱含み一時135.86円まで下押し。その後は、欧米株の上昇でリスク・オンのドル買いとなると、ドル円は136.32円まで上昇。NY時間、5月米ニューヨーク連銀製造業景気指数が▲31.8と予想の▲2.5を大幅に下振れると、ドル円は135.71円まで下落。その後、米利上げ停止観測が後退する中、米長期金利の上昇を受け136円台を回復。

【5/16相場観】

ドル円は、決定的な材料がない中、米利上げ停止観測が後退する中底堅い。米国のリセッション懸念や米債務問題というネガティブ要因は燻っているが、上値より下値の方が堅く感じる。
 
日足一目均衡表では、昨日解説したが136.292円以上の高値を付けたことで転換線>基準線を維持となり「三役好転」継続。本日時点で転換線と基準線が急接近しているが、今週133.47円以下の安値が出ない限り好転。今週は雲が薄く、売り買い拮抗と考えると、133円台から136円台のレンジで、ブレイクするとしたら上値で137円台という流れのように見える。
 
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20230516執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保

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