恐山旅行記
雨の日の恐山に行ってきました。
三途の川を渡りまして、
恐山です。
門をくぐって先に進みましょう。
ここから先は、ここまでとは全然違います。
まず、色が消えます。
一気に色が減るのです。
ほんとに色が少なくなります、気が滅入るくらいに。
上の写真の右に見切れているのがお堂。
参拝した後は、左奥にずんずん進みます。坂道、見えるでしょ? そこ、順路です。
奥に向かって歩いていきます。
硫黄のにおいがすごくて倒れそうになる。
そうそう。
かなり見づらくて申し訳ないのですが、上の写真、ところどころに赤い点々あるのわかりますか?
風車(かざぐるま)です。
一説によれば、亡くなった子どもがあの世で遊べるようにという想いが込められているのだとか。
(ほんと見づらくてごめんなさいね。大写しで撮るのは憚られたので…)
石が積まれています。「賽の河原」と案内されている場所もあるのですが、そこに限らず至る所に石が積まれていました。ぼくも石積みをお手伝いします。
あたりは灰色の空、灰色の地面。気分が引きずられそうになります。
しかも霧が濃すぎて方向がわからない。いろいろこわすぎる。
引き返そうかと思っていたところに、看板を見つけました。
ほうほう。
その先には、
美しい……
なんだろう、美しすぎて不安になる。
生けられたお花。
積まれた石。
辺り一面、硫黄のにおい。
不思議な体験でした。
そこからぐるっと20分くらいかけて正門に戻ります。ゆっくり歩いて途中迷いつつ、合計1時間半くらいだったかな。
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ちなみに、
入り口付近、お堂の手前にお風呂があります。めっちゃ強烈な硫黄のにおい。硫黄成分が強いから長時間浸からないでねっていう警告がありました。
お風呂は男女分かれているので安心でした。でも扉一枚開けたらそのまま脱衣スペースなので、わりと恥ずかしい。油断すると見えます。
すっぱだかで入ったんですが、あってるよね? あってますよね…?
タオルは無いのでご持参くださいね。
恐山へのアクセスは。
新幹線駅の新青森からローカル線ターミナルの青森駅に乗り換えます。そこから青い森鉄道、JRを乗り継いで下北駅で下車。下北駅からバスで30分くらいで恐山でした。
かなり時間かかります。夕方くらいに閉門します。行くなら午前中早くからがおすすめです。
冬の間、恐山は閉まっているのでご注意を。
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