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しっかりとした、Web記事を書く

あけましておめでとうございます、宮崎です。

昨年はいろいろとお世話になりました。この記事を読んだ全ての方にとって、今年が良い年になりますように。

今年は、しっかりとしたWeb記事を書くことを目標に頑張っていきます。すなわち、永久保存版のWeb記事を連発したいなあと思っているのです。

しっかりとした、Web記事

Web記事と聞くと、どのような印象を受けるでしょうか?
昨年の忘年会で大学時代からの友人たちに会いました。Webライターをしてると友人に話すと「搾取されてるって聞くけど、実際どうなの?」と心配されることもありました。「肩こりは幽霊の仕業みたいなコタツ記事とか書いてんの?」とド直球に聞かれることもありました。失礼な。

Web記事・Webライターに対するそうした意見は、とはいえ、全くの的外れでもないと思うのです。初心者かつ素人が生み出す劣悪なアウトプットがWebには溢れていますし、報道でも取り上げられる通り無価値なWeb記事が多いことは紛れもない事実です。
僕も毎日Web記事を読むわけですが、なかなか香ばしい記事も多いですよね。いつも面白半分で眺めています。

他方で、僕たちはWeb記事なしでは生きていけません。多くの人がGoogleで検索してまでWeb記事を毎日見ています。アメリカの大統領選についてググり、「ロードムービー おすすめ」でググり、食洗機の洗い方についてググる。馬鹿馬鹿しい記事も確かに多いですが、それでもたくさんの人に読まれているのがWeb記事です。


Web記事ってなんだろう。Webライターってなんだろう。年が明けて暇だったのでいろいろと考えていました。

Webライターというお仕事について考えていたとき、新聞記者の友人とのディスカッションを思い出しました。新聞記者の強みは「速さと正確さ」だとその人は言っていました。

新聞記者さんは、とにかくスピーディーに記事を作ります。僕も昨年は突撃取材や記者会見などさまざまなお仕事をしましたが、いろんなところに新聞記者さんがいて、全ての案件で新聞報道の方が速くて(しかも正確!)、非常に悔しい思いをしました。新聞記者さんの強みはスピード感、そうした人たちが作る新聞記事の強みは速報性なのだなと実感しました。

新聞は、一方で、新鮮さが命です。日経テレコンで過去記事を検索したり、お気に入りの記事を切り抜く人がいないとは言いませんが、一般論としては新聞の価値は時間経過とともに大きく落ちます。

かたや、Web記事。多くのWeb記事は、1週間や1ヶ月経ったくらいで価値が大きく落ちることはありません。もし自分が書いたWeb記事に価値がないとすれば、それは価値が落ちたのではなく最初から価値がなかっただけです。シンプルかつ残酷なお知らせですね。


Web記事は時間経過による価値低減が起こりづらい。すなわちWeb記事の特徴は、中長期的に読まれうる点にあります。

手前味噌ですが、このnoteで書いたルワンダコーヒーの記事は2年経った今でも多くの方に読まれています。また、一昔前と比べてGoogleのアルゴリズムも大きく改善され、かなりマニアックな検索ワードでも確かな記事が上位表示されるようになりました。いわゆるコタツ記事は排除されていて、しっかりとしたWeb記事を書けば中長期的に読んでもらえる可能性が高いように感じています。

裏を返せば、Webライターたるもの、中長期的に読まれるような、しっかりとした記事を書けるかが問われています。
どこかで拾ってきた素材を単に並べるのではありません。素人ながらに一生懸命考えて書くのでもありません。
1人のプロとして調べて、必要に応じて専門家の協力を得つつ、数年後に振り返って価値があると思える記事を作るべきです。だって僕たちはプロなのですから。

今年は、速さは多少犠牲にしつつも大局観を大切にした記事を出す方向で競ってみたいなと考えています。
新聞や書籍・論文を読み込み、じっくりと考えて、関係者や研究者にお時間をいただく。すでにある情報・アイディアを咀嚼し、批判し、新しい知見を拓いていく。
いわば、後出しじゃんけんを極めたいと思います。後出しジャンケンだからこそ、先に出した人に勝てる手を出したいと考えています。

末筆ですが、今年もよろしくお願いいたします。いろいろなことを知りたいので、今年は色々な人にお会いしたいなと思っています。関東にいらっしゃる方はぜひお会いしましょう。遠方の方ともオンラインでやりとりしたいです。新しい人やお仕事とたくさん巡り会える年でありますように。

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