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自己紹介

通訳者ねこです。猫は飼っていません。飼ったこともありません。それでもねこと名乗ることにしたのは、社会人になった頃、先輩方から「見ているといつかふらっとどこかへ行ってしまいそう」とか、「どこに行っても生きていけそう」とか良く言われていたからです。なぜそう言われたか心当たりはないのですが、何だか猫の描写みたいだなと思って。

そんな私も、OLを10年くらい続けたところで結婚し、仕事をフリーランス通訳者に変えて細々と続けながら子供を二人産みました。しかし、子供達が言葉を話すようになるにつれて、夫が大声で子供達を怒鳴ると同時に、顔を押さえつけて睨んだり、ひどい時は事前に注意するでもなく、衝動的に頭や顔を引っ叩いたりしました。

子供の自己肯定感は下がり、子供達の喧嘩も大声の叩き合いになりました。外でも、お友達との関わり方が乱暴になりました。

夫は、私にもモラハラ気味なところがありました。一通りわーっと叫んで捲し立てたあと、行き先も戻り時間も告げずに家を出て行ったり、私に出て行けと言ったのに、出て行った後は戻ってこいとしつこく連絡してきたり。あまりの激昂ぶりやしんどさにいつも泣きました。

また、家計は任せてもらえませんでした。そもそも給与明細を見せてもらったことがありません。光熱費などは出してくれましたが、食料品を買うお金は、最初は月に数万円渡されていましたが(但し一緒に買い物に行ってもそこから出す)、そのうちそれも無くなりました。ベビーシッターを頼めば私のお金から払いました。

家を買う時に、FPに家計を診断してもらいました。年間の貯金目標を設定され、夫はいつも「キャッシュフローが苦しい」とぼやいていました。私がまたFPに相談すると、夫は手元にお金があると自分の趣味に使ってしまうし、貯めるのは上手では無いので、私が家計管理することを提案されました。でもそれを無駄遣いしていると攻撃されたと夫は勘違いし、提案した私はものすごく怒られた挙げ句、後々まで恨みつらみを言われました。

コロナ禍は夫は単身赴任しており、私は妊婦でしたがリモートで働けたので、割と売り上げがありました。でも、そのせいで子供の保育料が高くなって大変だと文句を言われ、「じゃあ固定費など何か私が払うよ」と言っても、文句を言いたいだけなのか、「それはいいんだけどさぁ」と言われて終わりました。そして、産後は「これ以上保育料が上がったら僕払えないからね!!!絶対に経費積んで非課税にしてよ!!」と圧をかけられていました。

確定申告の時期には、何度も「それでどうなの?もっと消耗品買えば?絶対に非課税になるの?」などとしつこく聞かれました。「僕のガソリンも経費にしたら?」とレシートを渡され、「そういうことはできないよ」と伝えましたが、家計のために節税したい、というよりは、自分の懐から出て行くお金を少なくしたくて、私の稼ぎを減らしたいという動機が強かったように思います。ほとんどは私が払った私と子供達の医療費も夫に控除としてつけたり、夫の職場の年末調整ではされていない扶養者控除を別途つけたり、夫のふるさと納税を代わりに私が行い、これらの申告を私の税理士に私が追加費用を払って頼んでいました。家族だから、どちらが何を払うかは曖昧でも構わないと思っていたのですが、とにかく「僕はもう払えない」という割には、私の稼ぎを少なくすると世帯収入が下がることには思いが至らないようでした。

私は夫との結婚生活を通じてあらゆることで疲れていましたが、第二子の産後に産後うつの兆候が見られ、一年ほど継続したカウンセリングで指摘されたのは、夫との関係性が私の気分や体調に影響を及ぼすということでした。そこで初めて医者に行くと、適応障害だとのことでした。夫がストレスなのだと。

でも診断が降りただけでは別れようとは思いませんでした。常に社会標準と照らし合わせて自分はどうかという評価軸を持っていた私は、子供達には父親がいた方がいいだろうと思っていましたし、今思えばDVの共依存症状だったのでしょうが、私が変われば夫の態度も変わるかもしれないなどとダラダラと思い続けていたからです。
ただ、段々と、夫がイライラを家族にぶつけること、荒れると私も子供達も恐怖心を覚えること、「子供達の前ではやめて」と言っても、気に入らないことがあると私に食ってかかり、大声で怒鳴ったり、泣き喚いたり、床に物を投げつけたりし、子供達が止めに入るような事態に深刻化していきました。

極め付けは、夫が子供を怒り任せに叩いた挙げ句、子供の宝物を目の前で壊して捨てた事件でした。子供は泣き叫び、「もう居なくなればいい?」と窓から飛び降りようとしました。それでも夫はスマホをいじりながら不貞寝していました。私はこれをきっかけに、子育て相談などの他にもこれまでのこともこの時のことも話し、夫と距離を取るようにとのアドバイスを受けて、子供達と家を後にしました。

長くなりましたが、これが経緯になります。
次は、自分がDVを受けていると気づくまでの話や、相談した先、もらったアドバイスなどについて書きたいと思います。

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