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【困った】ヤマハ YVC-1000でハンドマイクがつながらない

前回書いた記事で、一番困った事項を備忘として残しておきます。
誰かの参考になれば幸いです。
前の記事↓

この機材の話です。

私の困ったエピソードを読んでくれる人は目次からエピソードに飛んでください。

ハイブリットセミナー開催現場でつながらなくて困っている人へ

①これじゃない? YVC-1000 Configurator設定をしていない

リンクはこちら→https://sound-solution.yamaha.com/license_agreement?system_title=YVC-1000_Configurator_109.zip
これのp34を参考に読んでください→https://sound-solution.yamaha.com/download/manual_dwg/yvc-1000_um_ja_h0_web.pdf

②これじゃない? 接続方法あってる?

オーディオINとOUTが間違っているんじゃない?
考え方は、どこから音がでる?と考えましょう
音源→オーディオIN→機材→オーディオOUT→オーディオイン→スピーカー
みたいな順番です。

音源から音を出すほうに向かってOUTしていく

③これじゃない?Webミーティングアプリ側でのマイク設定がおかしい、もしくはミュートになっている

割とあります。初歩的ですが焦るとわからない。
あと、焦りすぎてWebミーティングアプリを2つ起動していてハウリングしていたりすることもあります。
ちなみに私はWebEXを利用しています。
需要がありそうならまた書きます。

さて本題 困った話

きっかけはハイブリット開催がうまくいかない

議論は実際に会ってやるけど、会場の定員に対して1/2しか人は呼べないから主要なメンバーは現地でそのほかはWebで!だけどWebの人も発言してね!
という状況を何とかやってみろ、とのことでやってみたけど、Webミーティングを繋いでお互いに音を出したり聞いたりするだけでも大変なのに、ハイブリット開催となるとそれはまぁ、大変!
特にWeb参加者は会場の音を聞くのに精いっぱい。
とにかく音質が悪い!聞こえない。

それもそのはず、マスターパソコンのノートパソコンに搭載されてるマイクで集音しようとするけど、リアル会場のスピーカーで音量増幅させた音を拾いに行くので、まず聞こえない。
すごく疲れる

え、なんて?

じゃあ、会場に集まっている人もパソコン持ってきてWebミーティングアプリにつないでやろう!
ってやってみると、リアル会場の隣の人のマイクにこちらの声が入るわ、スピーカーから出る音がマイクから入るわでハウリングして全くだめ。
困ったので、何とかせい。
ということで、色々考えました。

その時思ったこと

そもそも、リアルとWebのハイブリット開催っていうのが無茶なので、全員Webにしてよ!どっちかだよ!という主張をしたけど、なかなか理解が得られず。問題を分解すると、大きく3つに分けられました。

①Webからの音は割とうまくいく。音を出す端末以外のスピーカーをオフにすればいい

マスターPC以外のPCも同じ会場でつなぐ際、マスターPC以外のPCから音を出すと、その音がマスターPCのマイクに入ってハウリングしてしまいます。
なので、音さえ出さなければいいので、この点はクリア。
Web参加者の発言はWeb参加者にはよく聞こえるし、リアル参加者にも聞こえるという環境が出来ました。

②リアル会場の音をWebに届ける

これがネックなんです。例えば、マスターPCに無線型のマイクをつなげて、それを発言者に回せば音声がWebに聞こえるんですが、議論の場ではマイクを持っていない人が話します。
これがWeb参加者では全く聞こえない。
しかも悪いことに、リアル参加者はWeb参加者が聞こえていないことを理解する術が乏しいので、Web置き去りに議論が進んでいきます。
Web参加者はとてもつらいです。

そこで色々調べてみるとYVC-1000にたどり着きました。

③Webミーティングに対する各人のスキルも低かった

上記の状況になりがちなので、司会をする人がうまく気を使ってあげて対応するべきなのですが、Webミーティングのスキルが低いと、相手の状況を想像しにくいこともあり、なかなか大変でした。
が、不思議なことに何回かすると慣れるものですね。
音質さえよければ、リアルもWebもお互い気を遣ってうまくコミュニケーションがとれます。

YVC-1000を使ってどうなったのか

スピーカーフォン型の集音マイクを議論をする方の前に置いて音を拾えるので、隣の卓の方と話した声が集音されます。
しかもこのスピーカーフォンは連結できるので、最大5台連結が可能です。

なので、会場で何が起こっているのか、なんとなく把握できるようになり、ストレスが軽減されました。

改善したが、音質はよくはない

アクリルパネルの導入や発言者からの距離が遠かったり、スピーカーフォンに向けて話さなかったりすると、うまく集音できません。

また、司会の方の声は必ず聞こえるようにしたい。
やっぱり司会の人の音質を最大にしたいんですよね。どうしようか・・・。

案1 マスターPCのほかにサブPCでワイヤレスマイクを繋いでそこで発言する

これでいいじゃない!
と思ったんですが、そうするとマスターPCから音を発してしまいます。
会場で自分の発した声が、会場のスピーカーから遅れて聞こえてくるのは非常に話しにくい&聞きにくいです。
うーん、そうか…じゃあ力業だ!

案2 司会の人が話しているときはマスターPCは人力でミュートとサウンドオフ!

これは無茶でした。いつ話すか読めないし、読めてたとしても連携がすごく難しい。これはなし

YVC-1000にマイクを付ける

と、紆余曲折してYVC-1000を見つけてマイクもつけて、とやっていると、参加者の方々もWeb慣れしてきたので、うまくコミュニケーションが取れるようになってきました。
接続方法に関しては他の記事で少し触れようと思います。

リアル開催の会合の良いところ

・会えること
・会合以外の話が参加者とできる
・発言者の表情やしぐさがわかり、臨場感が伝わる。熱意が伝わる。

Web開催の会合良いところ

・手軽
・参加ハードルが低い
・時間拘束が最小限

ハイブリット開催ができるようになってよかったこと、悪かったこと

いろんな状況の人に合わせて開催できるのが一番のメリットですね。
「この会議、出たいけど会場にこの時間は間に合わない」とか
「リアルで会うと緊張するけど、Webなら気楽」とか
あとはWebならではの機能が使えるので録画したり、チャットしたり、画面共有したりできるのはいいところです。

ただ、「人と会う」ことで結構モチベーションって上がるんですよね。
あれ何なんでしょうね。
同じ内容のセミナーを受講しても、Web参加者とリアル参加者では得れるものが違うように思います。

やっぱり雰囲気ってバカにできないですね。

とはいえ、多くの人に参加してもらうのにはハイブリット開催が一番いいとこどりができる。
ドアオープナーとしてハイブリット開催、是非よい環境を作ってみましょう!

今日は疲れたのでここまで。
ありがとうございました。

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