許す力 大人の流儀4/伊集院静
評価
☆☆☆☆★
一言所感
なぜ伊集院静はモテるのか。
大人になるとわかる魅力がありますな。
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付箋
107 子供に必要以上のものを与えるのは間違いである
129 一人のデスクに一台のパソコンがあり、それにむかってキーを打つことを大半のビジネスマンは仕事と錯覚している。
150 俺は医者でも牧師でもないからな。それより思い残すことはないのか ヤマほどある そうだろうな。何かできることはあるか。
178 そこに我欲ばかりが目立てば、その世界には限界があると判断する。それは古い業種もそうであると判断する。…共通しているのは税金を勝手に使えるくらいに思っている点と情緒の欠けらも知らぬことだ。人間は情緒、哀切を失えばただの細胞のかたまりでしかない。
188 許せないのなら、私は許さなくてもいいのではないかと思う。…これは私には許せないナ、とつぶやきポケットに入れてしまえばいいのではないか。…許せない自分だけがダメなひとではなく、皆それをかかえて生きていることを知ることである。いつか許せば、それはそれで生きる力にやるのだろうが、許せないものも人のこころの中で何かしらの力になっている気がする。
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