#1609 タイピングゲームは手段の目的化に陥る
タイピングゲームは面白い。
子どもがハマりやすい。
しかし、このようなタイピングゲームは、タイピングスキルを高めることが目的である。
つまり、タイピングスキルを高めるための手段にすぎない。
それがいつのまにか「手段の目的化」に陥りやすいのだ。
例えば、テストが早く終わった場合。
例えば、パフォーマンス課題が早く終わった場合。
例えば、タイピングでの作文が早く終わった場合。
このようなときに、タイピングゲームに夢中になってしまう。
最悪の場合、「タイピングゲームがしたいから、テストを早く終わらせる」という思考に陥る。
これでは、本末転倒である。
せっかくタイピングゲームによって、タイピングスキルを伸ばしているのに、それを最大限に活用せずに、またタイピングゲームをしてしまう。
これはゲームがもつ「中毒性」が原因だろう。
このような「手段の目的化」を防ぐ必要がある。
本来の「タイピングスキル向上」という目的をもう一度確認する。
そして、タイピングゲームはその手段であることを確認する。
さらに、タイピングスキルを使って、時間いっぱい作文することの価値を伝える。
ルーブリックも示しながら。
そうやって、「手段の目的化」を打破していきたい。
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