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#1249 手順としつけ

クラスに秩序をもたらすためには2つの要素が必要だ。

それは「手順」と「しつけ」である。

手順とは、ルーティンやシステムのことである。

子どもが「何をすればいいか」を理解し、見通しをもって動くことができる。

その際に、「空白禁止」を意識するとよい。

手順とは「物事の順序」のことなのである。

一方、しつけとは、その場その場で求められる振る舞い方である。

よく言われるしつけの代表的なものに、「①時を守る」「②場を清める」「③礼を正す」という3つがある。 

これらは「相手意識をもつこと」と言い換えることができる。

つまり、しつけは他者との関係性を意味し、「誰とつながれるか」を規定する。

しつけを身に付けることで、「他者から応援される」ようになるのだ。

次にそれぞれの指導の仕方を整理する。

手順を教えるステップは、
①説明する
②練習する
③強化する 
④身に付くまで繰り返す
である。

しつけを教えるステップは、SSTに則り、
①インストラクション
②モデリング
③リハーサル
④フィードバック
⑤定着化
で実現できる。

また、しつけを教える際は、実際のトラブルの場面を活用したり、他の子どもの考えを生かしたりすることも重要である。

最後に、手順もしつけも、定着の要は、評価基準に基づく「フィードバック」であると言える。

フィードバックをすることで、その方法が強化されたり、意欲が向上したりする。

しかし、フィードバックをする際に、教師が心がけることがある。

これについては、次回の記事で述べていきたい。

では。

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