#822 知らないことは意識にすら上がらない
「知らないことは意識にすら上がらない」。
これは誰にでも当てはまることである。
特に初学者である子どもは,学習内容の価値に気づくことができない。
ましてや,価値のある問いを生み出すことなどできない。
そんな子どもを信頼し,学習を全て任すことは「放任」と同じである。
なので,「知っている人が発問をする」ことが基本となる。
それは言わずもがな「教師」である。
教師が代理発問という形で,価値のある問いを発する必要があるのだ。
それが熟達者である教師の役目である。
そして,やがてはその権利を子どもに委譲していく。
「知ることで,価値のある内容が意識に上がる」ようになる。
この順番を間違えないようにしたい。
では。
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