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#1746 単元配当表を開放(解放)する

「今日は何の学習だろう?」

「先生、今日は何するの?」

「えー先生、今日テストなの?!」

「やばい、テストかぁ・・・」

こんな声が教室に聞こえているうちは、子どもたちは受け身状態となっている。

完全に教師が学習を進める主導権を握っており、子どもたちは言われるままに学習を進めている状態である。

こんな状態で、「主体的に学習に取り組む態度」など育つはずがない。

子どもたちは暗中模索の中、学習を進めていることになる。

そして、何の前触れもなく不意に「テスト」を課され、準備不足が原因で、悲惨な結果となる。

これは、「授業がどのように進んでいくか」を教師だけが把握していることが原因だ。

つまり、「単元配当表」を教師だけが隠し持っているからなのである。

この構造を打破する必要がある。

「単元配当表」を子どもたちに開放(解放)するのである。

・この単元は何時間の時数があるのか。
・この単元の目標・ゴールは何なのか。
・この単元はどのような学習を進めていくのか。
・この単元のテストはいつあるのか。

単元配当表を子どもたちと共有することで、上記のことを子どもたちも把握することができる。

そして、教師に言われなくても、学習を自律的に進めていくことができる。

そのためにはもちろん、「自己調整学習×自由進度学習」という学び方を鍛えておく必要がある。

さらに、テストの日も予見することができるので、テストに向けて自己学習を進めることもできる。

いわゆる「けテぶれ」のサイクルを自分で回し、テストに備えるのである。

このような「自律的な学び」を可能にするためには、子どもたちに単元配当表を開放(解放)することが第一歩となる。

ぜひとも、チャレンジしていきたい。

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