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監査法人のパートナーを経験した私が、noteで何をやろうとしているのか

長年勤めた監査法人を退き、11月1日からnoteをはじめて1ヶ月が経ちました。
何のめどもなく決めた、週3回の投稿。なんとかペースを守り、投稿はこれが15回目になります。いただいたスキ(いいね)は200を超えました。
これも、お読みいただき、反応いただいた皆さま一人ひとりのおかげです。どうもありがとうございます。

読まれる文章とは

これまで多くの方々のブログなどを読み、ブログ指南のような文章も参考にしました。その中でも触れられていて、またたった1ヶ月ですが自分でもやってみて思うのは、読まれる文章とは、読む人の問題を解決するか、読む人の感情を揺さぶるか、読む人の推しが書いたのかのいずれか、ということです。

読む人の問題を解決するとは、何か困りごとがある人に、解決できるような情報を提供してあげる、ということです。
例えば、北海道旅行の帰りにまとめてお土産を買いたい、という人にとっては、「新千歳空港で買えるお土産新定番10選」はありがたい情報です。

読む人の感情を揺さぶるとは、笑ったり、泣いたり、明日への希望を持てたりするような文章です。
小説が典型で、新しい知識は提供されなくても、心が動くと読み進めたくなります。病気や社会の理不尽と闘う人が、強い感情をあらわに、または抑制しながら発信するブログやツイートも、自分と直接関係なくても追いかけたくなります。

読む人の推しが書いた文章は、例えば好きなアイドルの発信です。「寝坊しちゃった」というような一言でも、ちょっと困った顔をした自撮り写真が添えてあれば、役に立つ知識がなくても、感動するような言葉がなくても、満足なわけです。
有名人でなくても、何かの発信を見てファンになって、毎日の投稿が楽しみになる、ということがあります。

もちろん、すべての文章がきれいにこの3つに分かれるわけではありません。
小説を読んで、感情が揺さぶられるとともに、自分の境遇に重ねて問題解決のヒントになることがあります。
また、闘病生活を送る人の文章に感動して読み始めて、気づいたらファンになっていた、ということもあります。

3つの「読まれる文章」に照らして振り返り

さて、私に話を戻します。
この3つの方向性うち、読む人の推しが書いた文章は自分では目指せないので、読む人の問題を解決する読む人の感情を揺さぶるかが選択肢になります。
これまでの投稿では、漠然とこの両方を目指していたように思います。
私の経験や考えてきたことで、役に立ちたい。役に立たなくても、おもしろく読んでもらえたり、少しでも明るい気分になってほしい、という気持ちで書いてきました。

これで続けるには、ちょっと問題があることに気づきました。
まだまだ先の話ですが、いずれnoteで有料化できるような投稿をしたいと考えています。ところが、今の延長線上には、有料でも読んでやろう、と思っていただけるような文章になりそうにありません。

どうすれば、そのような価値が出せるか。

読む人の感情を揺さぶることは、「感情」という分かりづらいものを相手にするだけに、5年やってみて自分には無理だと分かった、ということになりかねません。たまたまうまくいくことがあっても、継続は難しそうです。

一方で、自分の専門性やこれまでの経験を活かして、読む人の問題を解決する方向に振れば、より確実に読者のお役に立てそうです。公認会計士という職業的専門家として当然の方向性ですが、遠回りしてここにたどり着きました。

誰のどんな問題を解決するか

それでは具体的に、「誰の」「どんな問題」の解決を目指すのか。
今のところの候補は次の3つです。

  • 候補①
    「経理担当者(非管理職)、異動によりはじめて経理を担当する人」の
    「経理の全体像が分からない、チェックするポイントが分からない」という問題

  • 候補②
    「CFOや経理管理職」の
    「日々の業務に追われ、会社がこれでよいのか、俯瞰して見る余裕がない」という問題

  • 候補③
    「監査法人で監査を担当する職員(パートナー以外)」の、
    「マニュアルや研修では解消されない疑問があり、もやもやしている」という問題

これ以外に、経理や監査とは関係なくても、30代くらいの皆さんを応援したい、という気持ちを強く持っていますが、どんな問題の解決を目指すか、鋭意検討中です。

もう一つの軌道修正

ちょうど前回の投稿で、Amazonのアフィリエイトを始めましたが、これも止めることにします。アフィリエイトのリンクを通常のものに差し替えて再投稿しました。

アフィリエイトは、業者(この場合はAmazon)のマージンの一部を紹介者に還元する仕組みで、リンクをクリック/タップして購入した読者には不利益はないのでいいかな、と考えていました。
また、新しいことをやってみたい、という好奇心もありました。

しかし、商品を紹介することで、投稿の内容に影響する、あるいは影響しているように見えるかもしれません。そこでこれを停止して、文章での勝負に専念します。

ちなみに、アフィリエイトを否定するつもりはまったくありません。私自身はブログなどの作者を応援する気持ちをこめてクリック/タップ、購入しています。

おわりに

大きな組織を辞めてフリーになり、よく分からない世界に飛び込んで、前のめりに行動しないことには何も起こらない毎日を楽しんでいます。
また、誰にも相談したり説明することなく、思いつきで軌道修正できることも新鮮です。
たった1ヶ月で知った口を利くのは早すぎるように思いますが、前のめり&思いつきで、これからも行動します。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
これからもおつきあいのほど、よろしくお願いいたします。

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