【バトンリレー企画】異文化カルチャーのシェア活 手塚治虫とわたし
ゼロさんからこのバトンを受け取ったとき
自分のカルチャーってなに?から始まりました。
自分を作るもの、自分の軸になっているもの。
うーん……………なんかあったかな?
小さな頃から動物が好きだけど、これカルチャー?
分からん
アロマセラピーまぁまぁ詳しい。
でも、説明ばっかでつまらなくなりそう
あ、そうや!
企画されたチェーンナーさんは、どんなふうに書いてるんやろ?
ちなみにサムクック好きです。
なるほど。こんな感じか!
はいわかりました!!
そして思い出した。
あ!そうや!!
私のバイブルは、ブラックジャック。
ドス黒いものに興味をそそられる私は、
みなさんにシェアしたい文化として手塚治虫を選びました。
まだブラックジャックを読んだことがない人や、
ブラックジャック自体を知らない人にぜひ知ってほしい。
小学生だった頃はまだ手塚治虫をよく知らなくて
マンガも読んだことがなかったので、
「ブラックジャックは怖いもの」そんな印象でした。
20歳の時に職場の同僚が貸してくれた漫画。
ちょっとこの話だけでええから読んでみて。
と言われたのが、ブラックジャックの「シャチの詩」
これが私と手塚治虫の作品との出会いでした。
(ブラックジャック=以下BJ)
あらすじ
ピノコに開業したばかりのころの話をするところから始まります。
BJの家は断崖絶壁にあり、入江に傷ついたシャチが打ち上げられているのを見つけ特別サービスと言ってBJは無料で治療します。
シャチはまた傷ついて入江にやってきて、その時にちゃんと真珠を持ってくる。そうしているうちに2人は友達になり、シャチをトリトンと名付けます。ですがある日、トリトンがとても獰猛なシャチで3人ヒトを食い殺した事実を知ります。それを知ったBJはシャチの治療をやめてしまいます。ですが、毎日毎日シャチは瀕死状態で息絶え絶えになりながらも、入江に真珠を持ってBJに会いにきます。そして最後、真珠をくわえたままシャチは亡くなってしまうお話です。
なんとも悲しい話なんだろう。
この話を読んだときに、なんで?が浮かんだ。
なんでこんなに礼儀正しいトリトンが海で暴れているんだろう。人を食い殺すほどのことがあったんじゃないかと。
手塚治虫のこれまでの作品の思想から想像すると、政治的な背景や環境問題の投影で、海を荒らす人間に対する警鐘、そんな気がした。
この話の中には、孤独や孤立、命の天秤、虚しさ、正解とは何か。
みたいな倫理があって、開業して間もないころのBJの心や、シャチの命を助けなかったという事実は何を語っているのか。シャチ<人間だった。ということが垣間見える話でもあるなと。
トリトンがなぜ海で暴れていたかはわからない。でももし、助かる道があるなら助けてあげたかったな。
人としての道理をわたしに色濃く教えてくれたのは手塚治虫です。
ちなみに、大人になってから読んだジャングル大帝レオの最期もとても衝撃的でした。人間とは。を考えさせられるそんな作品です。
バトン回す方どうしよう。
なんか面白いこと書いてくれそうなコッシーさん。
お忙しいと思うのですが、お願いしてもいいですか。ご負担になるようでしたらチェーンナーさんか、ゼロさんにブーメラン返してください。
ゼロさんから飛んできたブーメラン、元の場所へ飛んでいけ~
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